新藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年6月18日
(令和6年6月18日(火) 10:53~10:58 於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)
1.発言要旨
(冒頭発言なし)2.質疑応答
- (問)日銀の金融政策決定会合についてお伺いします。6月14日の会合で長期国債の買入れ減額の方針を決めました。一方で、具体的な減額計画を決めるのは次回7月の金融政策決定会合に持ち越しとなりました。大臣は決定会合に出席されましたけれども、そこでの議論も踏まえつつ、今回の決定内容の受け止めをどのように感じていらっしゃるかお聞かせください。
- (答)先日の金融政策決定会合は私も出席いたしましたが、非常に熱心な議論が行われました。その中で、今、御質問にありましたように、長期国債の買入れについて、次回の金融政策決定会合まではこれまでとおおむね同程度で買入れを継続する、そして、その後については長期国債の買入れを減額する方針として、次回の金融政策決定会合において具体的な計画を定めると決定したわけであります。金融市場において長期金利がより自由な形で形成されるように実施されると、こういったものを日銀が決定したと承知しております。
具体的な減額のオペレーションにつきましては、市場参加者の意見も丁寧に確認しつつ、適切に判断していただきたいと考えております。そして、引き続き政府は密接に日銀と連携を取りながら、物価安定目標の持続的・安定的な実現に向けて適切な運営がなされることを期待したいと思います。 - (問)骨太の方針についてお伺いいたします。昨日、党の政調のほうで、原案の修正案が政調会長一任で了承されたと伺っております。最終的な決定取りまとめに向けてどういった点を修正し、取りまとめていくのか、大臣のお考えをお伺いできますでしょうか。
- (答)私は、今般の骨太方針をとても重要で、将来の日本に対する転換点になることを期待しているわけであります。まさに経済の好転の大きなチャンスを迎える中で、そのチャンスをつかみ取るためのビジョンと戦略を示すものにしたいと思っておりますし、そうした観点から、与党の平場においても非常に熱心・活発な議論が行われたと承知しております。
与党内の議論を踏まえまして、今また政調のほうでそれを取りまとめて、私どもとの最終調整に入ります。ですから、その結果は今、途中でございますから、最終的に決まったところで発表できると思います。いずれにしても、新しい経済をつくっていく、新生計画も示しましたし、まさに少子高齢化・人口減少、それでもきちんと元気でみんなが活躍できる、豊かさと幸せを実感できる、そういう国をつくるための経済の戦略、そうしたものを考えていきたいと、このように考えます。 - (問)昨日、新型インフルエンザ等対策推進会議があったかと思います。最終案が了承されたと聞いていますけれども、この原案に対するパブリックコメントが19万件出てから2回の会議で最終決定をされたということになります。パブリックコメントの19万件の内容も精査すると大臣はおっしゃっていたと思いますけれども、大臣としては、十分に精査の上、この2回の会議で議論が尽くせたとお考えになりますでしょうか。
- (答)たくさんのパブコメが寄せられたこと、これは国民の関心の高さを表していると捉えております。その上で、昨日の会議においても、有識者の皆さんから、「パブコメについても非常に丁寧に様々な検討が加えられた」というようなコメントをいただきました。それぞれのお考えや受け止め方があると思いますけれども、事務方とすれば、これは精いっぱい、きちんとした形での、どういう意見があったか類型化をしながら、御説明もしたつもりでございますし、それを受けて有識者からも御意見を頂戴して、それを踏まえた上での改定計画案になったわけであります。
これから与党との調整が始まりますので、それを踏まえて手続きを前に進めていきたいと考えているわけです。
(以上)