新藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年3月1日

(令和6年3月1日(金) 9:10~9:12  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 (冒頭発言なし)

2.質疑応答

(問)日銀の高田審議委員が昨日の講演で、極めて強い金融緩和からのシフトチェンジを検討すべきだという趣旨の発言をされました。昨日のマーケットは、この影響もあって円高に振れるなど、日銀からの情報発信に対して注目度が高まっています。これについて大臣の受け止めをお伺いできればと思います。
(答)金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるものであります。日銀に対しましては、引き続き政府と密接に連携を図りつつ、賃金上昇を伴う形での物価安定目標の持続的・安定的な実現に向けて適切な運営を今後、期待しているところでございます。
 私といたしましても、適切な物価上昇、そしてそれを上回る賃金上昇を定着させる、それが構造的賃上げということになるわけでありますが、こういったものが社会通念として当たり前になると。かつて、これまでの30年間続いたデフレ下においては、物価も上がらないし、賃金も上がらないしというものが、もう私たちの中に意識として定着しているわけでございます。ここを脱却し、今こそ次の新しいステージに転換できるタイミングだと。そして、そのために新たな経済改革を進めていこうではないかということを申し上げております。
 これを、更に国民に機会あるごとに丁寧に説明させていただくとともに、その目標の実現に向けて、しっかりと我々の役割を果たしてまいりたいと考えます。

(以上)