新藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年2月20日

(令和6年2月20日(火) 10:44~10:51  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 (冒頭発言なし)

2.質疑応答

(問)スタートアップご担当ということでお伺いします。ご就任以来、各国のご視察などをされていて、会見の場でも何度かそういったこともお話ししていただきました。このタイミングで、この間もダボス会議に合わせてイギリス、スイス、イタリアなどでのご視察のときに、シリコンバレーとは違った応援する仕組みがあるというようなお話もありました。
 こういったことを踏まえて、このスタートアップ、ご就任以降、今の進捗状況ですとか、こういった視察をこういったほうに生かしていきたいとか、あと、何か目に見えてくるものが今ありましたら教えてもらえればと思います。
(答)私の与えられた使命は、30年ぶりの大きなチャンスを迎えている日本経済を、いかに熱量あふれる次のステージに移行させていくか、そして、そこで少子高齢化、人口減少であっても成長し、一人一人が豊かさを実感できる暮らしを実現する、そのための様々な政策を横串連携させるということが私の至上命題です。その中の、大きな新しい経済へ移行させるための推進エンジンがスタートアップだと思っています。
 これまで、機会あるごとに、外国に行った場合には、可能な限りのテーマをあらかじめこちらから調べて、またお約束をして視察したり、意見交換したりしてまいりました。それがご縁で、海外でお会いした方が日本においでになるときに、また再び意見交換するようなことも重ねております。
 また、国内のスタートアップは、全国各地で8か所、もう既にそういった大きな取組をおやりになっている拠点都市もございますし、それから、民間のスタートアップの動きというのもあります。
 それから、総務省のほうでも「ICTスタートアップリーグ」というものを始めていまして、これは私が当時、10年ほど前に総務省で始めた「異能Vation」の後継イベント、後継の施策として「ICTスタートアップリーグ」というものを始めています。
 そういうものを視野に入れながら、今、私が最終的な形をつくらなければいけないスタートアップのグローバル・スタートアップ・キャンパスとどう結び付けていくかということ。いろいろなやり方、またスタートアップの育成段階において様々な支援があるということも承知しております。
 今、そういった具体化に向けて、どのように構想を仕上げていくか。まずは、グローバル・スタートアップ・キャンパスについては、有識者会議を立ち上げて精力的な意見交換をし、また率直な様々な提言も頂いているところでございまして、これらを踏まえながら、しっかりと議論を積み上げていきたいと思っております。
 今後も、国会日程が許せばということになりますが、国内の視察も含めて現場に出て行って、実践されている皆さんと意見交換をする。もう既に動きは出ていますから、それらを、正にイノベーションなのですが、結節させながら大きなものに、そして日本としての方向性が整理できればと思って取り組んでいるところであります。
(問)国会の日程について1点、質問させていただきます。昨日、旧統一教会との関係を指摘されている盛山文科大臣に対して不信任案が提出されまして、今日午後、採決が行われる見通しとなっています。各種世論調査も辞任を求める声なども出ておりまして、政治資金の問題も含めて政治の不信というのが高まっている状況が今国会、続いていると思います。こうした現状について大臣の受け止めをお伺いできますでしょうか。
(答)まず、衆議院おいて立憲民主から出された不信任決議案は国会において可否を採決されるということでございますから、この国会の中でお決めいただくことだと承知しております。
 そして、私とすれば、様々なそういったこと、課題もありますし、また取り組むべきものは幾つもございます。ですから、自分の与えられた職務に邁進し、そして何よりも日本が新しい経済のステージに移行できるような、そういうことに向けて更に最大限努力してまいりたいと思いますし、国民の皆様に対する説明をきちんと丁寧に行っていくことが重要だと思っています。
(問)今の質問に関連してなのですが、不信任案が出たことによって予算案の審議が少し窮屈になるというような見方もありますが、その点について大臣はどのようにお考えになりますか。
(答)それは、正に国会で、自民党においては国会対策、議運で様々な検討がなされると思います。私は、政府の立場とすれば、まずは審議日程を確保していただいて、そこで丁寧に説明を、またご答弁しながら、しっかりと結果が出せるようにしていきたいと思っているわけであります。

(以上)