新藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年1月30日

(令和6年1月30日(火) 10:09~10:14  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 (冒頭発言なし)

2.質疑応答

(問)茂木派の派閥について伺います。昨日の記者会見で、茂木幹事長が茂木派に関しまして「いわゆる派閥としては解消し、新たな政策集団に脱皮する」とおっしゃいました。これに関しまして、新藤大臣としての受け止めと、事務総長として今後、形態なども含めて茂木派をどう運営していかれるおつもりなのか、また、新藤大臣ご自身はどのように対応されるか教えてください。
(答)まず、この政治資金をめぐる事件があって、国民からの不信を招いていることは誠に遺憾だと思っています。そして、国民からの信頼回復に向けまして、自民党の政治刷新本部で真剣な議論がなされたわけでございます。
 先日、自民党として、中間取りまとめですが正式に決定した。これに沿って実行していくことが大事だと考えているわけであります。
 この中間取りまとめの中で、いわゆる派閥は解消し、お金や人事からは完全に訣別する、そして本来のあるべき政策集団として生まれ変わらなければならないと、このようなことが打ち出されております。私とすれば、このように自民党の政策集団はこの方針に沿って対応していくことが大事だと思っているわけであります。
 そして、私たちのグループについても、いわゆる派閥は解消するということを茂木会長がお話しされました。そして、解消した上で今後、どのような政策集団となっていくのか。それは皆で相談しようということで今後、その場を設けて皆さんで話し合いをしていきたいと考えているわけであります。
(問)茂木派について、今日にも会合が開かれるというようなことも聞いております。昨日の茂木幹事長の発言で「新たな政策集団に脱皮する」というようなご発言もあったと思うのですが、これまでの派閥と新たな政策集団の違いが、在り方が少し分かりにくいところもあります。現時点で、その在り方の違いについて分かれば教えていただけますでしょうか。
(答)これは中間取りまとめの中に指摘されておりますし、それから岸田総理総裁からのお話にも表れております。
 結局、政策集団としてのグループとしては政治資金パーティーを禁止する。それから、所属の議員に対して資金を配分するだとか、そういったことも行わない。それから、いわゆるグループとして人事に対する意見、そうした何かを主張しない。こういうようなことを定めているわけであり、そこを除けば、政策を皆で研鑽していこう、また様々な政策を作っていこうというものが残るということによって、今までのいわゆる派閥を解消して、新たな政策集団になるのだというのは、明確にその目的が記されているのではないかと思っていますし、私はそれを共有しながら。いずれにしても私も一人の議員として政策を様々研究しています。そして、やはり同じ志を持った人たちと様々な連携をすることで政策を積み上げていく、そうしたものを党の運営に反映させていく。これは政策集団からの場合もあるし、それから議員連盟の場合もあるし、また、自民党の部会といわれる政策調査の内容から行われる場合もある。様々なチャンネルから国民の声を拾い、頂き、そして政策にしていく。そして、私たちは政権与党としてその政策を実行していく、結果を出していく、こういうことを繰り返してきたわけであります。
 政治活動の根本である政策をきちんと運営していくことを主軸に置くという意味において、その他のことは今回は明確に禁止するという形で打ち出したのは初めてだと思います。

(以上)