新藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年12月12日

(令和5年12月12日(火) 9:16~9:21  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

(冒頭発言なし)

2.質疑応答

(問)昨日発表されました10-12月期の法人企業景気予測調査によりますと、企業の会社の「貴社の景況判断」、BSI、大企業は4.8ポイントとなりまして、3四半期連続のプラスとなっています。
 先行き見通しについては、来年1―3月期は3.2ポイント、4-6月期は1.5ポイントと徐々に悪化しています。この結果について大臣の受け止め方をお話しください。
(答)昨日公表いたしました法人企業景気予測調査、2023年の10-12月期でございますが、大企業の景況判断について、10―12月期の現状判断はプラス4.8ポイントということで、3期連続で自社の景況が前期から上昇すると回答した企業が下降すると回答した企業を上回っており、先行きの見通しは24年1―3月期でプラス3.2ポイント、4-6月期で1.5ポイントと、現状判断と同様に上昇すると回答した企業が上回っているということでございます。
 しかし一方で、今後の見通しについてテンポが緩やかになっているのではないかというようなご質問だと思うのですが、元々先行きについては予測の時期が遠くなればなるほど慎重に判断をするという傾向があるということを認識しております。
 いずれにしても、現状においての景況感は、今回の結果は3か月前よりも良くなっている、それから3か月後も良くなっている、そして半年後もまだ景気が良くなることを予測している企業が多いということがこの数字の中に現れているのではないかと私は考えております。
 それから企業部門につきましては、2023年の7-9月期の企業収益が過去最高を更新しております。
 また、同じく「法人企業景気予測調査」において、2023年度の設備投資計画、10―12月期の結果が出たのですが、これも前年度比プラス11.1%ということで、企業の投資意欲は堅調であるということで、引き続き好調さが見られると思っています。
 景気の先行きについては、緩やかな回復が続くことが期待されております。
 一方で、海外景気の下振れや物価上昇の影響等を含めて、引き続き企業活動の動向を注視していきたいと考えています。
(問)自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、安倍派のキックバックの問題をきっかけに連日報道が広がっております。一部報道によりますと安倍派の閣僚の交代なんかも取り沙汰されております。
 閣僚のお一人としてどのように受け止めになっているかということと、年末にかけて様々な政策を決定していかなきゃいけないと思いますが、こうした影響はあるのか。更に政治不信なんかも非常に広がっているように思います。大臣のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
(答)まず、個別の報道について私のほうからコメントは差し控えたいと思います。
 その上で、昨日総理が、自民党の政策集団の政治資金に関して、国民の皆さんの中において疑念が広がっていることについて深刻に受け止め、危機感を持っているというお話がありました。
 状況を把握しながら、国民の信頼回復のために、また国政の遅滞を生じさせないために、適切にタイミングと対応を考えていきたいと発言されたと承知しております。これが総理から発せられたそのとおりだと思いますし、私の立場からそれ以上申し上げることはございません。そして、現在与えられた職責を徹底的に全うしていきたいと考えております。

(以上)