松村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年9月27日 

(令和6年9月27日(金) 10:30~10:37  於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)9月21日(土)の石川県の大雨について、明日で1週間となりますが、現地はどういった支援が必要な状況で、また、内閣府としてはどのように対応していくべきとお考えでしょうか。
 また、現地から激甚指定について要望の声も上がっているかと思いますが、その辺りについても現状の考えをお聞かせいただければと思います。
(答)昨日、現地を訪問させていただきました。発災後数日でございましたので、通常であれば少し躊躇をいたしたところでございますが、どうしても現場に行きまして、しっかりとそのニーズを捉まえたいと考えた上で、行動したところです。
 また、総理に御報告した後、被災者の皆様方が、1月1日(月)の地震、そして今回の水害、恐らく心折れるような状態でいらっしゃるでしょうから、更なる寄り添いを続けるようにという御指摘をいただいて、昨日、現地に入らせていただきました。
 現場では、ヘリコプターで上空から被災現場を確認をさせていただきました。土砂崩れ、河川の氾濫、家が流れた様子であるとか。その上で、珠洲市、能登町、輪島市のそれぞれの首長さんに状況のお話を伺ってきたところであります。
 まず、3人の首長さんがおっしゃったことは、やはり地震からの復旧途中であり、その中での災害。被災者の方々、また支援者の首長さんはじめ職員の皆さん、関係団体の皆さんは、もう心が折れる状態だと、こんな悲痛な声を発せられました。「それを受けて今日(26日(木))は参りましたと」いうお話をし、帰りには「よく来てくれた」と、「少し元気になった」というようなことを言っていただきました。
 課題とすれば、3地区それぞれにございますが、まずライフラインについては、水道。珠洲市では浄水場が土砂で埋まっていたり、また水道管の破損、こういったものがございます。現在、道路啓開をやりつつ、電力の復旧に努めております。電力が来れば動く浄水場もございますが、そうじゃない浄水場の今後の水の対応。
 それから、孤立集落も見られます。こういったところからの集団移転の御相談や、現在孤立なさっている方々への対応、例えば、今、意向をはかっているけれども、こういう方々への、現地にとどまられる場合は、自衛隊の方からお風呂、また食事、こういったものは手配できませんかという御相談がありましたので、これについては、月曜日(23日)に既に木原(防衛)大臣と話しておりましたので、「どうぞ準備を進めておいてください」と。今日も確認をいたしましたが、いつでも御要望があれば対応できる状況であるというような話で進めております。問題は現場の状況で、どういう場所にどれだけ欲しいというのが上がってくれば、随時対応してまいりたいと思っております。
 それから、仮設住宅が、珠洲市が1か所、それから輪島市が5か所ほど床上浸水がございました。こういった方々が避難されておられましたし、また、新規の避難者の方もいらっしゃいました。昨日の段階では、最大1,500名弱いらっしゃったのが500名程度になっております。
 県とお話をいたしまして、こういった方々の意向調査、やはり水害で1回床上ですから、来年も再来年もとなりますと、そこに戻りたいのかどうか、こういったお話の調査をかけた上で、新規の仮設が必要なのか。そうなりますと場所の問題もあります。したがって、二次避難、あるいはみなし仮設、こういったことも対応できますというような細々としたお話をしてきたところです。
 いずれにいたしましても、発災後すぐでございますから、被災をされた方々の意向、こういったものをつぶさに各市町村で捉まえていただいて、それに随時対応してまいりたいと思っております。
 激甚災害については、それぞれに御要望がございました。これについては現在精査中でございますので、数字が積み上がり次第、可及的速やかに対応してまいりたいと考えております。
(問)58年前に静岡県で一家4人が殺害された事件の再審の裁判で、昨日、袴田巌さんに無罪の判決が言い渡されました。
 国家公安委員長としての受け止めをお願いいたします。
(答)今お尋ねの事件につきましては、無罪判決が言い渡されたことは承知をいたしております。
 今後、検察当局において判決内容を精査し、対応を検討するものと承知をしておりますので、私からのコメントは控えさせていただきたいと思います。
(問)今の質問に重ねてなのですが、証拠の捏造も認められたという点については言及はありますでしょうか。
(答)御指摘の点も含めまして、今後、検察当局において判決内容を精査し、対応を検討するものと承知をいたしておりますので、私からのコメントは控えさせていただきます。

(以上)