松村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年9月13日
(令和6年9月13日(金) 10:39~10:44 於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)
1.発言要旨
おはようございます。私から冒頭2点申し上げます。
まず1点目でございますが、8月中旬に東北地方を中心に被害をもたらした令和6年台風5号の暴風雨等による被害について、被害状況の調査の結果、激甚災害に指定する見込みとなりました。
具体的に申し上げますと、公共土木施設の災害復旧事業等の特例については岩手県岩泉町を、農地等の災害復旧事業等の特例につきましては岩手県宮古市を「局激」として、激甚災害に指定する見込みであります。
被災された自治体や被災者の皆様におかれましては、財政面や資金面に不安なく、災害復旧に取り組んでいただきたいと考えています。詳細につきましては、事務方にお尋ねをいただければと思います。
続きまして2点目でありますが、令和6年防災功労者表彰について申し上げます。
本日、防災功労者内閣総理大臣表彰式を官邸で開催をいたします。
受賞者は、全国で発生をいたしました各種の災害に際し、住民の安全確保や人命救助、被害の軽減などに尽力され、また、防災思想の普及や防災体制の整備に御功績のあった個人または団体を対象に、9個人25団体を表彰いたします。
また、一昨日の11日(水)には防災担当大臣表彰式を行ったところでございます。御功績のあられました3個人、20団体を表彰させていただきました。
引き続き、受賞者の皆様には、それぞれの分野において、ますます御活躍され、災害に強い国づくりに御尽力いただきたいと考えております。
私からは以上です。
2.質疑応答
- (問)マイナ免許証のパブコメが始まりました。
従来の免許証とマイナ免許証の所持を国民にどのように使い分けてもらいたいか、大臣の御所見をお願いいたします。 - (答)マイナカードと運転免許証の一体化についてということでございますが、これにつきましては、令和4年に道路交通法改正によりまして法整備を行うなど、諸準備を進めてきたところでございますが、来年3月24日(月)にこの新制度をスタートすることといたしまして、本日から関連の政令案などについてパブリックコメントを行っているところでございます。
まず、新たな制度の開始後についてでありますが、一体化されたマイナ免許証のみを保有ができます。また、一体化されたマイナ免許証と従来の免許証のいずれも保有することもできます。また、従来の免許証のみを保有すること、こういった3つの選択肢が可能になるところでございます。
御質問の、従来の免許証とマイナ免許証との差異でありますが、例えば、マイナ免許証のみを保有する場合には、更新の際の手数料が免許証を保有する場合と比べて低くなります。
また、マイナ免許証のみを保有する方は、住所変更をした場合に、市町村に届け出れば警察への届け出が不要となります。
また、マイナ免許証を保有している方は、優良運転者または一般運転者であれば、更新時講習をオンラインで受講ができることとなります。
ただ、一方で、外国で自動車を運転する際に、これまでの日本の運転免許証が必要となる場合もございます。
今後、これまでの免許証のみを保有するという選択肢に加えまして、免許保有者本人の申請によりまして、マイナ免許証のみを保有する選択、マイナ免許証と免許証、双方を保有する選択肢が増えまして、いつでも選択できることとなります。
皆様には、申し上げた内容を踏まえまして、御自身の免許証の保有形態を選択いただければと考えているところです。
(以上)