松村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年7月23日
(令和6年7月23日(火) 10:34~10:39 於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)
1.発言要旨
皆さん、おはようございます。私からは冒頭2点申し上げます。
まず1点目でございますが、政令改正について申し上げます。
本日、激甚災害関係の政令改正が閣議決定されました。具体的には、令和6年1月1日(月)に発生をいたしました能登半島地震による災害について、被災した中小企業等の資金需要が今後も見込まれることから、今月末までとなっておりました災害関係保証の特例期間を1年間延長し、令和7年7月31日(木)までとするものであります。引き続き被災した方々の支援に努めてまいります。
この政令改正については、7月26日(金)の公布・施行を予定しております。詳細については、事務方にお尋ねください。
2点目でございますけれども、領土問題担当大臣として御報告をいたします。
本日から9月1日(日)まで、お手元に冊子をお配りしていると思いますが、領土・主権展示館にて「夏休みまるごとキッズフェスティバル2024~あそんで学ぼう!日本の領土とどうぶつたち~」を開催いたします。
このイベントは、幅広い年齢層の子どもたちが楽しめるよう、様々なプログラムを用意し、遊びながら学べる場を提供するものであります。ちょっと見ていただくと、「ぬり絵」でありますとか、「ガチャポン・ミッションを達成しよう!」であるとか、大変、役所としては珍しく、いろんな趣向を凝らしているところでもあります。興味を持っていただくための一工夫でございます。
この中では、これまでより古い時期から竹島でアシカの捕獲が行われたことを示す新発見の新聞記事も初めて紹介をいたします。これにより、我が国の領土に対する関心を深めていただくことを期待しているところであります。ぜひ多くの家族連れの皆様に足をお運びいただきたいと思います。
私からは以上でございます。
2.質疑応答
- (問)本日閣議決定されました道路交通法の施行令の改正についてお伺いいたします。
いわゆる生活道路の法定速度を時速30キロに引き下げることになりましたが、2年後の施行に向けてどのような準備を行っていくか、大臣のお考えをお聞かせください。 - (答)御指摘をいただきました(時速)60キロから30キロへの制限の件でございますが、やはり自動車と歩行者の交通事故を防止するためには、生活道路における自動車の速度抑制を行うことが効果的であると考えております。
今回閣議決定された改正道路交通法施行令では、センターラインなどが設けられていない道路の自動車の法定速度を60キロから30キロとしたところでございます。
一方で、以前も同様の御質問がございましたが、今回の改正に関しましては、「地方の交通実態を踏まえた30キロを超える速度規制を行うべきである」との御意見が寄せられたところであり、その運用に当たりましては、まず、警察庁から各都道府県に対し、地域の皆様の御意見を伺いながら、適切な速度規制を行うよう指示することといたしております。まずは、やはり各都道府県から道路管理者の皆様方にいろんな地域の御事情、御意見、こういったものを丁寧に伺いながら進めていく必要があると私自身も思っておりますし、そう指示をしたところでございます。
2年後の本改正の施行までに、万全の施行準備を行うように、引き続き警察を指導してまいりたいと考えております。
(以上)