松村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年6月18日 

(令和6年6月18日(火) 9:49~9:55   於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
 おはようございます。私からは冒頭、3点、申し上げたいと思いますます。
 まず1点目でございますが、昨日からの大雨について申し上げます。本日8時時点で人的被害や住家被害は報告されておりませんが、引き続き土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要であります。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
 政府としては、昨日、「関係省庁災害警戒会議」を開催をいたしまして、十分な体制確保、地方自治体や関係機関への注意喚起などを行いました。
 国民の皆様におかれましては、引き続き、最新の気象情報や地方自治体からの避難情報に注意をしていただき、避難の際には御近所の方々にも声を掛け合って、早めの安全確保をお願いをいたしたいと思っております。また、増水している河川や用水路、土砂崩れの恐れのある斜面など、危険な場所には絶対に近付かないようにしてください。
 続いて2点目でございますが、本日、閣議後に開催された犯罪対策閣僚会議におきまして、「国民を詐欺から守るための総合対策」が決定されました。
 警察としては、今年4月から運用を開始をいたしました特殊詐欺連合捜査班、通称「TAIT(タイト)」、この活用も含め、まずもって取締を強力に推進し、各種の詐欺への関与が疑われる匿名・流動型犯罪グループの実態解明や検挙を一層推進してまいります。
 また、幅広い省庁の協力を得ながら詐欺の手口を詳細に分析をし、これを事業者に提供しながら、国民への注意喚起や偽広告の削除に向けた取組を行う、事業者とも緊密に連携して、AIをはじめとする先端技術を活用したSMSの不適正利用対策やフィッシング対策を推進する、闇バイト情報に関するサイバーパトロールをはじめ、青少年をアルバイト感覚で犯行に加担させないための対策を推進する、電子マネーや暗号資産のほか、実態のない法人の預貯金口座が犯行に悪用されていることを踏まえまして、犯罪者が犯行を容易にするために不正に利用するツールへの対策を強化することなどに、万全を期してまいります。
 今後とも、世界一、安全で安心な日本に向けた取組を推進してまいります。
 続いて3点目でございますが、領土問題担当大臣として御報告をいたします。今週6月21日(金)から7月3日(水)まで、宮城県仙台市におきまして、「領土・主権展示館」の地方巡回展を開催いたします。
 東北地方では初の地方巡回展の開催でありまして、宮城県をはじめ周辺地域の方々に、北方領土、竹島や尖閣諸島をはじめ、我が国の領土について関心と理解を深めていただく機会になればと考えております。私からは以上であります。

2.質疑応答

(問) 大雨の関係で伺います。何度か伺っているのですけれど、線状降水帯の予測が都道府県単位になってから、何度か発令が既にあっています。今回もあったかと思うのですけれども、これに関して、各地域での発令だった時と比べて、各自治体とか国民の皆さんへの効果が感じられている部分があれば教えていただきたいのと、あと、まだ、ちょっと始まったばかりですけれど、課題で見えているところがあれば教えてください。
(答)効果ということで、まだ検証はいたしておりませんが、そういうお話をいろんな所でいたしますと、「あ、そうなんだ、その地域から県ごとなんだ」ということで、実際、それを見られた方々からは、非常に分かりやすいというようなお話を個人的には伺いました。
 今後、気象庁においても、さらに県から、またアップデートして、それぞれの市区町村で出せるような方向で検討しているということでございますので、さらに注意喚起できるような状況が出来上がるのではないかと思っております。
 いずれにいたしましても、自分の県が、例えば線状降水帯が発生しやすいという認識の下に御自身の安全を確保いただくことが、何より大事であろうと思いますので、引き続き、継続してまいりたいと考えております。

(以上)