松村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年4月16日 

(令和6年4月16日(火) 8:51~8:56  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)昨日、能登半島地震に係る検証チームの第3回の会合がありました。その中で2点ほど伺いたいのですけれども、男女共同参画の視点からの取組が不足していた面もあったという指摘がありまして、ただ一方で、検証チーム自体がジェンダーバランスがどうしても男性に偏りがちというところがあるかと思うのですが、提言、まとめる際に、このバランスをどのように是正していくお考えでしょうか。
(答)検証チームにつきましては、男女共同参画という視点よりも、まずは、今回の振り返りを行っているところでございますので。
 ただ、会議の元になります、いろんな意見というのは、内閣府におきましては200人以上の職員さんがいらっしゃいますが、私から全ての職員さんからのヒアリングを行うようにと、現場に出向いた方々、あるいはこちらでバックアップをしていた方々も、全ての方々の御意見をまず吸い上げるように指示をいたしております。
 従いまして、また、会議の中での男女共同参画というよりも、大事なのは意見の中での女性の視点というところでありましょうから、そういったものはしっかり反映をしてまいりたいと思っておりますし、特に避難所の運営については、女性の皆様方への配慮であったり、運営をいただく方々の中に、やはり女性のリーダーも入れた中での運営というのをお示しをしております。
 その中で、目に見える形の部分での男女共同参画ではなく、中身についてのいろんな議論の中で、女性の御意見を伺ってしっかり反映するように指示をしていきたいと思っています。
(問)もう一点。避難所の運営についてのボランティアの関係ですが、NPOみたいな団体については今回、議論がなされたということですが、半島ならではの事情で、一般ボランティアについてはお断りしてきたという事情があるかと思いますが、台湾の事例なんかを見ると一般ボランティアの力ってかなり大きいと思うんですね。その辺り、大臣の一般ボランティアの今後の災害の地点での活用について御意見、あれば教えてください。
(答)まず、ボランティアの皆様方については、被災地にとっては大変、力になる方々だと思っております。というのが、私自身も熊本地震でその御支援を受けまして、大変、感謝の気持ちでいっぱいでした。一方、水害のときにはコロナでございまして、ボランティアを受け入れることができませんでした。私も、1カ月ほどボランティアに出ましたが、そう考えますと本当に力強い御支援をいただけるというのはありがたいことだなと。
 その上で、今回の能登半島地震におきましては、お断りをしていたのではなくて、地理的条件の中でなかなか受け入れる状況になかったと。従って、一刻も早く受け入れる状況を作るために、石川県や被災自治体の皆様と共に努力をしてきたところでございます。
 専門のボランティア団体については、1月2日に県庁に入っていただいて、全国からの調整役を、JVOADでございますけれどもやっていただいております。これから、一般の方々は、地元の事情を考えながら金沢からバスを出すなどの対応をしておられましたが、交通も回復をしてきましたし、今度はボランティアの方々が宿泊いただくボランティアセンターも立ち上げていただいておりますので、そういったものを活用しながら、広く被災地のお力添えをいただけるような体制が取れればなと思っております。

(以上)