松村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年2月13日 

(令和6年2月13日(火) 15:11~15:18  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B))

1.発言要旨

 
  冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)土曜日に、志賀町や七尾市を視察されたと思うんですけれども、実際に浄水場とかも視察されてどんなことが分かり、今後どのようなことにいかしていきたいと思われましたでしょうか。
(答)2度目の現地視察でございますけれども、できるだけ早く行きたいと思っておりましたが、なかなか予算委員会がございましたので、今回志賀町と、それから七尾市にお邪魔をさせていただきました。
 目的とすれば、やはり災害関連死を防ぐというのが現在の最大の課題でございますので、避難所の運営状況また課題、現場の皆様方の御意見を伺いに行ったところでございます。
 志賀町におきましては、被災者の皆様方から、できるだけ早く水、水道、この復旧を急いでほしいと。確かに進んではおりますが、それぞれの御自宅の場所によって誤差もございますので、やはり生活用のインフラ、この復旧は急がねばならないと改めて実感をしたところでもございます。
 それから、七尾市にお邪魔をいたしまして、七尾市では、おっしゃるとおり水道施設を見まして、今後の課題の一つとして、被災者を支援する方々、各自治体から派遣をされた職員の方々であったり、それから医療・福祉関係者であったり、また、産業廃棄物関係の処理をする方であったり、公費解体用の解体をなさる方、建設関連も合わせて多数の方々、また一般ボランティアも含めて多数の方々が、被災地の支援に入られる予定でございます。現在では、なかなかそれがうまく回っておりません。諸般の事情については皆様御存じのとおり、なかなか泊まれる場所もございませんので。
 そう考えますと、今後の復旧フェーズの中において、そういったものをしっかり整備をしていく。そして、復興フェーズにうまく移っていく。このようなことを考えておりましたので、その確認もさせていただいたところであります。
 七尾市においては、水の問題を市長とお話をさせていただきまして、できる限り早急な復旧ができる見込みが少し前倒しであるという確認ができましたし、ホテル等につきましても、1,000名ほどの宿泊規模があるということでございましたけれども、既に4分の3はもう埋まっているような状態でございますので、どういった形で拠点をつくり、復興を加速させていくかというようなことの確認もさせていただいたところでございます。
 その現場を見た後に知事とお会いをいたしまして、確認事項について、いわゆる復興拠点づくりについての検討を、いろいろお話をさせていただいたところでございます。全ての施策は、今やっている支援も含めまして、やはり災害関連死を出さない、防止のために、全てのことがここから始まっているというようなことを再認識させていただく中で、いろいろな支援パッケージであるとか、いろいろな支援策に努めてまいりましょうという検討会をさせていただいたところであります。
 私とすれば、熊本と例えると比較の仕方ができませんけれども、やはり地理的問題、なかなかアクセスがしにくいと。それから、宿泊場所もない。また、水も来ていない。こういったことを考えますと、まずインフラの整備、それから季節の問題もありますから、少し熊本のフェーズよりは遅いというよりも時間がかかっているというふうに捉えておりまして、これをですね、逆にこの期間で何を準備ができ、どのような仕組みが作れるか、こういったことがやはり今重要なことだろうと再確認をしてきたところでもあります。
 いろいろなお話を聞いてまいりましたけれども、もう一つお話ししておくと、七尾市で支援いただいている自衛隊の「ナッチャンWorld」、大変自衛隊の皆様方も、親身になって被災者の皆様に寄り添っていただいたことに感激をいたしましたし、また、警察本部にもお邪魔をいたしまして、残念ながら支援をする側の職員の中には、ご家族や、またご自宅で被災をされたという方々もいらっしゃいました。そんな中にもかかわらず、やはり被災者のことを思い、職務に精励いただいていることに感謝を申し上げ、また、督励として、げきを飛ばしてきたところでもございます。
 たくさんの方々が本当に心を一つに復旧・復興に全力を尽くしていただいているなと、改めて感謝の思いでいっぱいになりました。改めて私自身も更に復旧・復興を加速できるように尽力してまいりたいと、心新たに思ったところでもございます。

(以上)