松村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年1月30日 

(令和6年1月30日(火) 10:02~10:07  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 皆様、おはようございます。私から冒頭1点、申し上げたいと思います。
 まず被災地のパトロールについてでございます。特別自動車警ら部隊の体制を増強いたしまして、避難により住民の多くが不在となっておられます地域を含めまして、制服警察官がパトカーで「見せる警戒」を行っております。
 これに加え、機動隊員も輪島市内・珠洲市内を中心に、不審車両の検問とパトロールを実施しているところであります。
 これによりまして、28日からは、被災地におけるパトロールを行う部隊の体制を合計90台500人まで大幅に増強したところでございます。
 引き続き、増強した体制を効果的に運用いたしまして、防犯カメラを相乗的に活用しながら被災地のパトロールを強化することで、被災地の安全・安心の確保に万全を期してまいりたいとこのように考えております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)27日から石川県で災害ボランティアの受入れを開始されております。大臣の所見を伺わせてください。
(答)ボランティアの皆様というのは、被災地におきましては、本当に大変ありがたい御支援だと感謝を申し上げたいと思います。熊本地震のときには、ボランティアの方がたくさんおいでになって、勇気と元気を頂きましたし、水害のときには、コロナで逆に県外からのボランティアの方を受け入れることができませんでした。おいでいただけることといただけないこと、こんなに大変なのかなというのを実感いたしておりますので、正(まさ)しくボランティアの皆様方の手助けというのは、本当に被災地にとってはありがたいことだと思っております。
 その上で、災害発生時には、全国から被災地に駆けつけ、きめ細やかな支援をしてくださるボランティアの方々には、被災地にとって大きな支えになっていくと思っております。
 今回の地震におきましても、平素私どもがいろいろとお世話になっておりますJVOAD(全国災害ボランティア支援団体ネットワーク)が、1月2日には現地に入っていただきまして、早速石川県とおつなぎいたしまして、石川県の災害対策本部会議に出席いただき、県や市町、支援団体との連携を進めてきていただいていたところでもございます。
 また、これまでに110を超える専門ボランティア団体に被災地に入っていただき、物資の提供、また炊き出し、避難所の運営支援、重機による作業など、様々な支援活動を行っていただいております。
 一方、個人による一般ボランティア活動につきましては、まだ道路状況が完全ではございませんので、道路状況などの活動環境が大変厳しいことから、被災地の状況を踏まえて、県のほうでも段階的に進めていく必要があると御判断をなさっております。
 去る27日土曜日から、ようやく能登地方の3市町におきまして、活動が開始されたところでもございます。
 今後、被災地の復旧・復興が進むにつれまして、様々なボランティアのニーズが高まってまいります。石川県でのボランティア活動を検討されている皆様におかれましては、石川県県民ボランティアセンターのホームページ等を通じて最新の情報を御確認いただいて、御支援を頂ければと私からもお願いをしたいし、お伝えいただければ大変ありがたいと思っております。
 以上です。

(以上)