松村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年1月23日 

(令和6年1月23日(火) 11:24~11:30  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
 私から冒頭、1月23日からの大雪等について申し上げます。
 北日本から西日本の日本海側を中心といたしまして、本日から明後日25日頃にかけて、平地・山地ともに警報級の大雪となります。特に本日夜から明日にかけまして、北陸地方や近畿北部、山陰等では降雪が強まるおそれがございます。ふだん雪の少ない東日本から西日本の太平洋側の平地でも大雪となるおそれがあります。
 北日本や北陸地方を中心に、明後日にかけて、雪を伴った非常に強い風が吹き、海は大しけとなるおそれがあります。大雪、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒が必要であります。また、雪崩、電線や樹木への着雪、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
 令和6年能登半島地震で損傷を受けた家屋では積雪の重みによる倒壊に、損傷を受けた石川県の海岸施設の周辺では越波による浸水に注意が必要であると考えております。
 昨日、私も出席の上、関係省庁災害警戒会議を開催いたしまして、政府一体となった警戒態勢の確保を行いました。
 国民の皆様におかれましては、最新の気象情報や交通情報等に十分御注意いただき、大雪や暴風雪が予想される場合には、不要不急の外出を控えていただきますようお願いをいたします。万が一、やむを得ず自動車を運転する場合には、冬用タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着の徹底、スコップや砂等の冬用装備の携行をお願いしたいと思います。
 また、除雪作業を行う場合におきましては、事故防止のために1人で行わず、御家族や御近所の方に声をかけていただきまして、十分に注意していただくようお願いをいたします。
 令和6年能登半島地震による被災者の皆様におかれましては、長引く避難生活の中で、心身の疲労が蓄積しているところかと思いますが、何よりも命を守ることが大切でございます。損壊した家屋など危険な場所には近づかず、引き続き、安全第一で行動をお願いしたいと考えております。
 次に、国家公安委員長として申し上げます。警察におきましては、被災地の犯罪防止を目的といたしまして、避難所や被災地の街頭に防犯カメラを設置することとしており、現在、他府県から応援部隊の派遣も受け、急ピッチで設置作業を進めているところであります。
 昨日の時点におきまして、輪島市で3箇所、珠洲市11箇所をはじめ、計3市4町50箇所の避難所や街頭に50台の設置が既に完了しており、本日午後0時から運用を開始する予定であります。
 今後も、避難により住民の多くの方々が不在となる地域や避難所など、現場のニーズが高い場所を対象に、更に防犯カメラを設置していくことといたします。被災地におけるパトロール活動等に加え、防犯カメラを相乗的に活用することで、被災者の不安解消に努めてまいりたいと考えております。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)政務の関係ですけれども、茂木派に御所属されている立場であられますけれども、派閥の在り方についてどのようにお考えになっているか。
 また、政治不信を解決するために、どのように取り組んでいくお考えか、ありましたらお伺いをしたいと思います。
(答)大事な問題であることは重々分かっておりますが、今私の中にありますのは、やはり被災地に寄り添うこと、特に関連死をいかになくすか。特に熊本地震におきましては、6割の方々が1か月以内に関連死で亡くなっておられます。ここに全集中しておりますので、大事な視点ということはよく分かっておりますが、そのことに全力を注いでまいりたいと考えております。そのことが、やはり政府や、職責を全うしていくことで信頼を回復する以外に道はないと思っております。
 また、御指摘の政策集団につきましては、党内で議論が進められているところでありますので、しっかりと見極めてまいりたいと考えております。

(以上)