松村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年9月29日 

(令和5年9月29日(金) 11:21~11:25  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
 おはようございます。私からは、冒頭1点、いわゆる匿名通報事業の制度変更について、申し上げます。
 本事業は、警察における組織犯罪や少年福祉犯罪等の検挙、被害者の早期保護に役立てるため、警察庁の委託を受けた民間団体が、匿名による通報を受け付け、警察が捜査等に活用するものであり、事件検挙等に貢献があった場合には、情報提供者に情報料を支払うものであります。
 本年10月1日からは、昨今の犯罪情勢を踏まえまして、暴力団のみならず、治安対策上の脅威となっております犯罪組織に関する情報やオンラインカジノに関する情報についても、その対象に追加するほか、犯罪組織の壊滅につながる情報に対しましては、情報料の上限額を100万円に引き上げることといたしました。
 警察におきましては、こうした取組により、この種の犯罪組織の実態解明や取締りの強化を進めていきたいと考えておりますので、国民の皆様には、ご協力をお願いをいたしたいと思っております。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)郵便局長さんの多くが防災士として防災訓練等、各地域での防災活動を実施しておりますけれども、防災の観点から郵便局長や郵便局に期待されることはございますでしょうか。
(答)私も地方の出身でございますし、現在も地方に住んでおりますが、郵便局の皆様方は地方に密着されて、地域経済、また、地域の一員として頑張っておられることに、まず敬意を表したいと思います。
 その上で、住民にとってはとても身近な存在でいらっしゃるし、郵便局長の皆様方が率先して防災士資格を取得し、地域に根差した防災活動に取り組まれておられますことに敬意を表したいと思います。
 お伺いをしたところ、2万名弱の局長の皆様のうち、63%が既に防災士の資格をお取りだと。本当にすばらしいことだと思います。
 国におきましては、地域住民同士で自分たちの防災行動を定める「地区防災計画」の作成を推進しておりまして、防災士の資格を取得された局長の皆様方がこういった中に入っていただいて、一緒にその知識を生かしてこの防災計画の取組に参画いただくことは、大変有意義なことであると思っておりますし、心から感謝と敬意を申し上げたいと思います。
 引き続き、地域住民への防災知識の発信役として、その大役を担っていただきますよう、大いに期待を申し上げたいと思っております。
(問)松村大臣、学術会議の担当とも伺ったので質問させてください。
在り方の議論とは違うんですが、今朝、新しい会員の任命について、会議側が推薦された105人全員を任命するという報道がありました。この件で御存じのことがあれば教えていただけないでしょうか。
(答)報道以外に私が存じ上げることはございません。また、報道の中身については承知をしておりますが、任命については、私の担当外でございますので、コメントを差し控えさせていただきたいと思います。

(以上)