松村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年9月19日 

(令和5年9月19日(火) 10:47~10:52  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 皆様、おはようございます。私から冒頭2点申し上げます。
 まず、1点目でございますが、本日の閣議において、加藤内閣府特命担当大臣から令和5年秋の全国交通安全運動の実施について御発言がありました。
 これに関連をいたしまして、私の方から、警察においては、各自治体や関係機関・団体と連携をし、夕暮れ時の早めのライト点灯やハイビームの活用、歩行者の反射材の着用、自転車等のヘルメット着用と交通ルールの遵守を促していくほか、飲酒運転の根絶等に取り組んでいくことを発言いたしました。
 本年の交通事故死者数は、対前年比で増加をしているほか、例年はこの時期から年末にかけて交通死亡事故が増加する傾向にありますので、広報啓発や交通指導取締りに力を入れてまいりたいと考えております。
 続きまして、2点目でございますが、第8回防災推進国民大会、通称「ぼうさいこくたい」の結果について御報告申し上げます。
 私も一昨日17日日曜日に、横浜国立大学の会場を訪問いたしまして、出展の様子を視察させてもらうとともに、開会式で挨拶をさせていただきました。
 今回の大会は、関東大震災100年の節目の年ということもありまして、合計で約400の団体に出展いただき、過去最大規模の大会となりました。
 また、大会期間中は、2日間で約1万6,000人の方に御来場いただいたと聞いております。昨年が約1万2,000人と伺っておりますので、今回また増えたということでございます。
 会場では、行政や企業の関係者だけではなく、学生や家族連れの皆様方のお姿、また若い方々の参加も非常に多くございました。たくさんの方にお出でいただいているなという実感を抱いたところでございます。
 私自身も、平塚市の最新の地震体験車に乗車いたしまして体験させていただきましたが、あまりいい経験ではございませんが、熊本地震の当時を体が思い出したところでもございました。ほかにも多くの御家族連れが体験されていたのがとても印象的でした。
 今年の「ぼうさいこくたい」のテーマは、「次の100年への備え~過去に学び、次世代へつなぐ~」でございました。
 関東大震災の震源地である神奈川県に多くの方々にお集まりを頂きまして、互いの発表や様々な体験を通じて災害について学んでいただいたことは、次の世代を含めた防災意識の啓発、ひいては「備え」の強化の一助となったと考えております。
 さて、来年でございますが、来年の「ぼうさいこくたい」は、熊本県で開催されます。九州での初めての開催となります。
 熊本県は、平成28年の熊本地震、令和2年7月の九州豪雨と、ここ10年で大きな災害を2度も経験しております。創造的復興を掲げられる熊本県、「新しいくまもと」の実現に向け、力強い復旧・復興を遂げています。大きな意義のある大会にしていきたいと考えております。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)東京電力福島第一原発による帰還困難区域の福島県にある特定復興再生拠点の建物解体工事現場で、放射性物質に汚染された可能性のある廃棄物から鉄くずなどの金属類が複数の作業員に無断で持ち出されて、売却されていることが明らかになりました。発注者である環境省は「元請け業者が警察に報告し、警察の動向も踏まえつつ対応を検討中」としていますが、現在の警察の対応状況をお答えください
(答)只今お尋ねをいただいた件につきましては、福島県警が、請負業者の方々から色々な事情聴取をしていると承知をいたしております。また、必要な対応を行っていると伺っております。
 今後、福島県警が、法と証拠に基づき、この案件について適切に対応されるものと考えております。

(以上)