JT-60SA運転開始記念式典への出席
令和5年12月1日(金)、高市内閣府特命担当大臣(科学技術政策担当)は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)那珂研究所で開催された、JT-60SA運転開始記念式典に出席しました。
JT-60SAは、日欧が共同で実施する世界最大のトカマク型超伝導プラズマ実験装置です。令和5年10月23日に初めてプラズマを生成し、運転を開始しました。JT-60SAは、ITER(イーター)計画の技術目標達成のための支援研究、原型炉に向けたITERの補完研究、人材育成を目標としています。
式典では、高市大臣が、盛山文部科学大臣、カドリ・シムソン欧州委員(エネルギー担当)とともに、プラズマを生成するためのボタンを押し、JT-60SAの運転披露を行いました。さらに、祝辞では、今年4月に我が国として初となる国家戦略「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」を策定したことや、式典前日に岸田総理から、フュージョンエネルギーの早期実現に向けた取組を加速する旨の発言があったこと、さらに今年度中の産業協議会の設立を通じて、関連産業の発展に向けて力を尽くしていくことなどを述べました。
画像提供:国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構