高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年4月5日

(令和6年4月5日(金) 8:20~8:24  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨

 
冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)「改正次世代医療基盤法」が施行され、政省令やガイドラインも改正されました。今後の医療分野の研究開発への期待をお願いします。
(答)「次世代医療基盤法」ですが、昨年5月に改正法が成立して、先月には、NDBをはじめとする公的データベースの連結先や仮名加工医療情報の提供先を決める政省令・ガイドラインの改正が行われて、今月1日に施行されました。
 この仮名加工医療情報につきましては、例えば患者数が少ない疾病におきまして治験に活用することによって、その治療薬を国民の皆様に迅速に提供することが期待できます。
 さらに、匿名加工医療情報とNDBとの連結解析が可能になりますので、「次世代医療基盤法」に基づく急性期病院のカルテ情報と、レセプトに基づく急性期病院の前後の診療所への受診状況、また死亡状況も紐づけて分析できますので、発症までの経過、また退院後の受診状況など研究の幅が広がることが考えられます。
 これらの見直しは、いずれも製薬企業やアカデミアの研究者から強くご要望があったものでありまして、この改正法の下で医療分野の研究開発が促進される、また国民の皆様の医療の向上につながることを期待しております。
(問)数学の民間の研究機関の「宇宙際幾何学センター」が先日、数学の「ABC予想」を証明したとされる京都大学の望月新一教授に、「第1回IUT innovator賞」を贈ると発表しました。賞金は10万ドルということですが、このように科学技術の振興などに促進する懸賞金制度がNEDOのみならず、民間にも広がっていることについて、大臣のコメントをお願いできないでしょうか。
(答)顕著な研究成果に対する表彰制度は、将来の社会課題解決や新しい産業の創出にもつながる研究開発を促進するものだと思います。
 先日のNEDOに関するご質問でも触れましたけれども、平成30年に成立した「科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律」において、競争の促進を図るために「懸賞型研究開発方式」を適切に活用するよう規定しております。
 イノベーションの強化に向けては、政府や民間で様々な取組が広がっていくことを期待いたしております。
(問)昨日、党紀委員会で一連の処分が発表されまして、お二人が離党勧告、もう既に世耕さんは離党届出していらっしゃいますけれども、一言あればよろしくお願いします。
(答)大変申し訳ございませんが、自民党における処分につきまして、政府の会見の場でコメントすることは控えさせていただきます。

(以上)