自見内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年9月17日
(令和6年9月17日(火) 11:17~11:22 於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)
1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
- (問)今日、一部報道で、万博で火星の隕石展示という話が出ているのですが、これについて今、大臣が御存じのことと、もしも展示されることになったら、どのような意義があるのかについてお答えいただければ幸いです。よろしくお願いします。
- (答)ありがとうございます。一部報道があったということは承知しておりますが、まだ正式な発表ではないということで、具体的なコメントは差し控えさせていただきます。
いずれにいたしましても、大阪・関西万博、1970年の時も大変大きく、やはり宇宙というところは関心のテーマでもございましたので、何らか新しいことが発表されましたら、是非多くのこどもたち、若者たちにも関心があればありがたいなと思っております。 - (問)吉村(よしむら)知事が、夢洲(ゆめしま)は地震・津波に強い、と言っているのですが、同じ認識でしょうか。その根拠を含めて教えていただければ幸いです。
- (答)お答えいたします。お尋ねの点につきまして、具体的に吉村知事のどのような発言を指しているのか不明でございますので、「同じ認識なのか」という問いについては、お答えすることはできないと考えてございます。
その上で、でありますが、夢洲の地震や津波の影響につきましては、博覧会協会において学識経験者等から成ります「安全対策協議会」におきまして、南海トラフの地震も含めました津波を伴う大地震等の様々な自然災害を視野に入れて、検討した結果を踏まえまして、「防災基本計画」を策定しているところでございます。
具体的になりますけれども、南海トラフ巨大地震が発生した場合の液状化の影響といたしましては、「夢洲におきましては、主に港湾や河川を掘削して生じた粘土質のしゅんせつ土砂で埋め立てるといった対策が講じられており会場の大部分については液状化が起こらない」というふうな想定がされているところであります。
また津波につきましても、幾度か御説明申し上げておりますけれども、夢洲の地盤の高さが11メートルでございます。南海トラフ巨大地震が発生した場合の予想される津波の水位5.4メートルと比べまして、約5メートル以上高くなってございますので、「夢洲への浸水被害は、夢洲周辺に限られる」というふうに想定をされております。
こうした想定を基にしつつも、大規模な地震が発生した場合によりまして、私どもといたしましては、アクセスルートが長期間にわたって寸断されるような事態が仮に生じた場合には、来場者が会場内に一定期間留まるということも念頭に置きまして、この度の「防災実施計画」において、避難や備蓄の要領などについて定めたところでございます。 - (問)吉村知事は、囲み会見の中ではっきり、「地震・津波に強い」と言っているのですが、日にちが必要だったら追ってまたお知らせします。
夢洲の、「液状化しない」という今の御発言なのですが、すぐ隣のIR(アイアール、Integrated Resort:総合型リゾート)、カジノ予定地では、今まさに地盤改良工事が行われていると、同じ夢洲ですぐ隣り合ってるのに、なぜ片方は地盤改良工事をして、万博会場は液状化しないと言えるのか。科学者でもあられる自見大臣の御見解とはちょっと信じ難いのですが、その辺をどう整理されているのでしょうか。 - (答)IRについては担当大臣でございませんので、お答え控えさせていただきます。
- (問)すぐ隣が液状化するので、地盤改良工事をやってるのに、隣の万博会場はやらないと。それでも液状化しないというのは、おかしいと思われなかったのでしょうか。
- (答)繰り返して大変恐縮でございますが、南海トラフの巨大地震が発生した場合の万博会場の液状化の影響についてでございますが、大部分については、液状化が起こらない粘土状のしゅんせつ土砂で埋め立てているという、そういった対策が採られてるということを繰り返し申し上げさせていただきます。
- (問)隣も同じ土砂ではないですか。なぜ隣は地盤改良工事をやって、万博会場はやらなくて液状化しないと言えるのですか。
- (答)すみません。IRについては所管外でございますので、お答えは所管の大臣に、あるいは所管の市などにお尋ねいただいて。申し訳ございません。
(以上)