自見内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年7月9日
(令和6年7月9日(火) 10:56~11:03 於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)
1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
- (問)先ほどなのですが、沖縄県の経済団体、自民党県連もいましたけれども、自見大臣に要請がありました。どのようなやりとりがあり、大臣からどのような発言をされたのかお願いいたします。
- (答)お答えいたします。今朝でございますが、沖縄経済界を代表する皆様や、自民党の沖縄県連の皆様にもお越しいただきまして、令和7年度の沖縄振興予算の概算要求に向けて、水道用水供給事業に係る緊急的な対策や、あるいはGW(ゲートウェイ)2050構想に対する支援など、幅広い項目をいただいて、御要望・御要請をいただいたところであります。
令和7年度の沖縄振興予算につきましては、現在、来月(8月)末の概算要求に向けまして、鋭意検討を進めているところでございます。私からは、本日いただいた御意見をしっかりと受け止めさせていただきまして、また来月末の要求に向けて、検討そして調整を進めてまいりたい、というふうにお答えをさせていただきました。 - (問)万博会場予定地のメタンガス爆発の原因解明と再発防止策作成に関わった専門家が、いわゆる「御用学者」ではないかということはチェックされたかというのが1点。
もう一つは、大地震が起きた時のメタンガス大量放出のリスクについては検証したのかどうか。2点についてお願いします。 - (答)お答えいたします。3月28日(木)の火災事故の発生を受けまして、博覧会協会は、4月19日(金)に再発防止策を、また6月24日(月)に会期中の安全対策を発表いたしました。その際、外部の専門家にも安全性の担保を確認いただくように、私からも指示を行ったところでございます。
おっしゃった「御用学者」という意味が、必ずしも私には定かではございませんが、博覧会協会において、消防法に精通をされ、過去の火災事故の調査と対策を担った御経験等の豊富な方々と、専門性を踏まえて、人選を行ったというふうに聞いてございます。
専門家の人選につきましては、博覧会協会が行ったものではございますが、お二人ともお名前を公表して、博覧会協会のほうが御説明されておりますので、もしよろしかったら、そういったところも踏まえて、さらに何か質問があれば、御用学者の定義が分かれば、私からもお答えできるのではないかと思っております。
また大地震のメタンガスについては、これはメタンハイドレートのお話をされているのか、あるいは万博会場内のメタンガスの、いずれのことを想定されてお話しされておられますか。 - (問)万博会場内で、今メタンガスが発生して、濃度が検知されていると、それが大地震の時に大量に発生して、更に濃度が上がって、爆発とか火災事故につながる恐れがあるのかないのか、検証したかについてお伺いしたいと思います。
- (答)ありがとうございます。最終処分場におけます大地震の際のメタンガス大量放出の事例とリスクにつきましては、われわれもこの御質問をいただいてから、可能な限りでありますが、関係者にもいろいろお話を聞いておりますが、現在のところ、そのリスクということについて、明らかなものということは出てきていないわけであります。
御案内のようにメタンガスは、一定の濃度を超えると火気、火がある、ということの存在によりまして、爆発をするということでございますので、安全の確保に当たりましては、必ずしもメタンガスの量だけではなくて、濃度を確認することが重要であると考えてございます。
いずれにいたしましても、万博の開催に当たりましての安全確保というものは最優先でございますので、安全の対策に万全を期して取り組んでまいりたいというふうに考えております。 - (問)国内外で大地震時のメタンガス大量発生の事例は見つからなかったと、なかったという理解でよろしいのでしょうか。
- (答)最終処分場における大地震時のメタンガスの大量放出の事例とリスクについては、承知していないということではございますが、問題意識等々も受けながら、引き続き万全を期してまいりたいと思ってございます。
- (問)あと最初の質問の、公表された2人の専門家というのは、いわゆる御用学者、要は行政側の、万博協会側の意に沿った結論しか意見しか言わない、そういう忖度するというか、中立性が疑わしい専門家のことを意味して定義しているのですが、そういう人ではないというのは、大臣自身が確認されたのでしょうか。2人の方の経歴とか。
- (答)お二人の経歴等々は、私も拝見をさせていただいております。御案内のように、小林(恭一)(こばやしきょういち)さんという方と土橋(律)(どばしりつ)さんという方のお名前で、御経歴拝見しておりますけれども。
基本的に私自身も科学者でありますが、科学というものは、もう科学ということで、一つのロジックと、そして事実がございますので、それらが何かによってゆがめられるということは、そもそもあってはならないことでございます。 - (問)実際にあるわけですよね。実際に科学と言いながら、行政の顔色を見ながら、そういう結論ばかり出る、それで御用学者という言葉が生まれたわけですが。そういう人に該当するかどうかを聞いているのですけれども。それをチェックしたのかどうかを聞いているのですが。
- (答)博覧会協会のほうで、専門性を持った複数の専門家を選定されておられますので、客観性は担保されているというふうに考えております。
(以上)