自見内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年7月5日
(令和6年7月5日(金) 11:47~11:52 於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)
1.発言要旨
私から、冒頭2件、積極発言がございます。
1件目でございます。アイヌ施策担当大臣として御報告を申し上げます。
7月9日(火)に、私が座長を務めます「アイヌ施策推進会議」を札幌市(さっぽろし)において、開会いたします。
会議では、今後のアイヌ施策などの進め方や、最近のアイヌ施策の進捗状況を議題として、御出席の委員の方々と意見交換を行う予定となっております。
また、翌10日(水)には、札幌市の北海道博物館や、平取町(びらとりちょう)の二風谷(にぶたに)アイヌ文化博物館などの視察を行う予定になっております。
今回の出張では、アイヌの皆様を始め、幅広い関係者からお話を伺うとともに、アイヌの歴史、文化についての理解を一層深めたいと考えております。
続きまして、2点目でございます。
地方創生担当大臣としての御報告になります。
「かがやき☆Hokuriku女性活躍サミット」について、地方創生担当大臣として御報告いたします。
7月17日(水)に、福井県主催、富山県・石川県共催により、「北陸発、女性がかがやく地域の未来」をテーマに、福井県におきまして「かがやき☆Hokuriku女性活躍サミット」が開催され、地域における女性活躍に向けた意見交換等が予定されております。
近年、東京圏への転入超過数は、女性の方が男性を上回る傾向にあることを踏まえますと、地域において女性が活躍し、自己実現が可能となる環境整備を図ることは地方創生の観点からも大変重要であると考えてございます。
本サミットは、女性が働きやすく、暮らしやすい魅力的な地域づくりに向けて、非常に重要なイベントであると認識しております。
私も、地方創生担当大臣として、地方創生に向けた女性活躍の重要性等について基調講演をさせていただくほか、北陸三県の女性幹部職員や、あるいは企業の女性役員の方々とのパネルディスカッション、そして、地域で働く女性等との意見交換等に参加させていただく予定となっております。
こうしたイベントなどを通じまして、女性が働きやすく、また、暮らしやすい魅力的な地域づくりが全国で広がるよう、地方公共団体と国が一体となって機運醸成などにもしっかりと取り組んでまいりたいと考えてございます。
冒頭発言、以上、2件でございます。
2.質疑応答
- (問)7月9日(火)~10日(水)の北海道出張についてお伺いします。アイヌ施策推進法の見直し検討に向け、「アイヌ政策推進会議」でどう議論するのかお伺いします。今後の当事者への意見聴取のスケジュールや、見直し検討のスケジュールについてもお伺いします。
- (答)お答えいたします。7月9日(火)に開催いたします「アイヌ政策推進会議」では、アイヌ施策推進法の施行から5年経過後の検討の進め方についてもお諮りをする予定となっております。
会議の開催前でございますので、検討のスケジュールなど、具体的な内容についてのお答えは差し控えたいと存じますが、まずは、委員の皆様の声をじっくりと丁寧にお伺いしたいと思ってございます。その上で、アイヌ政策の一層の推進につなげてまいりたいと考えております。
また、翌10日(水)でございますが、先ほど申し上げました北海道博物館や、二風谷アイヌ文化博物館などを視察することによりまして、地域のアイヌ文化を含めた、アイヌの歴史と文化への理解を一層深めたいと考えております。
いずれにいたしましても、アイヌ施策担当大臣といたしまして、今回の出張の結果もしっかりと踏まえながら、アイヌの方々が民族としての誇りを持って生活することができ、その誇りが尊重される社会の実現に向けて、今後とも力を尽くしていきたいという決意でございます。
(以上)