自見内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年2月20日

(令和6年2月20日(火) 10:31~10:36  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨

 
 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)万博関係でお伺いをさせていただきます。先週から国会の質疑でも取り上げられておりますが、万博会場のトイレについて、1か所2億円との報道なども出ております。この事実関係についてと、この金額の大きさについて、大臣は適切な金額の範囲内だとお考えなのかお聞かせください。
(答)万博の会場は東京ドーム34個分の広さでありまして、面積にいたしまして155ヘクタールでございます。そのため、博覧会協会が準備をいたします公衆トイレ施設でありますが、会場全体で40か所を計画しておりまして、そのほかにも民間パビリオンや海外パビリオンにもトイレ施設が準備される予定になってございます。
 その40か所のうち、8か所につきましては、今後活躍が期待される若手建築家が設計を担い、機能性、美しさ、施工性、コスト、また、会期後のリサイクル等を考慮して仕様を決定することとなってございまして、競争性のある入札により、その一部において、具体的にはその8か所のうちの2個において、約2億円で契約を行ったものがあるというのは事実であります。
 この約2億円で契約を行った公衆トイレ施設につきましては、それぞれの施設で便器が50から60個程度設置される大規模な公衆トイレ施設になってございます。その規模から考えますと、必ずしも高額とは言えないものだと考えてございます。
 また、費用の適正性を継続的にモニタリングするために、経済産業省におきまして、外部有識者からなる「2025年大阪・関西万博予算執行監視委員会」を御案内のとおり設置しておりまして、この枠組みも活用し、引き続き全般にわたってでありますが、コストダウンに向けた博覧会協会の不断の努力がなされるように、政府としても監督・管理を徹底していくことだと思ってございます。
(問)今の質問に関連してお伺いします。そのトイレの建築費用ですが、会場建設費に含まれていて、そこは市民の負担に直結するということで高額なのではないかという批判につながっているように思います。その批判に対して、この若手建築家がこのトイレをデザインする意義も含めて、どのように大臣は御説明されますでしょうか。
(答)まず、博覧会協会が準備する公衆トイレ施設は40か所ございます。これはその広さに対して必要な箇所数ということは、トイレに行きたくなりますので、御理解いただきたいと思ってございます。その上で、今回、若手建築家の皆様に、アートという側面もあって美しさ等々も考慮してということでありますが、同時に考慮していただく項目の中にコスト、会期後のリサイクル等を考慮してということで、項目の中にきちんとコストも入れてございます。
 また、繰り返して恐縮ですが、便座が60個ある大規模な公衆トイレ施設でございますので、その規模から考えますと、他の公共トイレ施設等々との比較から含めても、必ずしも高額とは言えないと考えてもございます。
 いずれにいたしましても、国民への説明責任、あるいは更なる我々の取組は必要だと思ってございますので、大阪・関西万博予算執行監視委員会を設置しておりますので、そこに向けてコストダウンに向けた博覧会協会の取組が不断の努力となるよう政府としても管理、監督を徹底していくということでございます。
(問)予算執行委員会で管理・監督していくとおっしゃいましたけれども、それは今話題になっているトイレに関してはそのコストカットの対象にはならないというお考えでしょうか。
(答)繰り返して恐縮ですが、このコストも考慮した上で、項目に入れた上で、仕様を決定するということになってございます。
(問)本日、30分ほど閣議が終わってから官邸に大臣は残られていたと思いますけれども、どなたかとの面会があったんでしょうか。
(答)お答えすることはございません。
(問)万博関連について何か。
(答)特段ございません。
(問)万博関連ではないということですか。
(答)お答えすることはございません。

(以上)