自見内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年2月9日

(令和6年2月9日(金) 10:01~10:04  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨

 
 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)北方領土問題に関してお伺いします。ロシアが日本の北方領土返還要求運動に関係する団体を、先日、「好ましからざる団体」に指定しました。日本政府は外交ルートでロシア側に抗議し、撤回を申し入れていますが、大臣として今回の事案の受け止めと、北方領土問題に与える影響、今後の政府対応についてお聞かせください。
(答)ロシア側から御指摘のあった報道のあったということは承知をしてございます。
 元島民の方々は、御高齢となられる中、領土問題の解決や、一日も早い北方墓参等の再開を強く望まれております。
 私は大臣に就任させていただいて以来、御高齢になられた元島民の方々のこうしたお気持ちに何とか応えたいという強い気持ちを絶えず抱いてきたところです。
 今回のロシア側の発表は極めて一方的でありまして、受け入れられるものではありません。
 今、質問の時にも言っていただきましたが、2月7日、外交ルートを通じて外務省からも抗議、撤回の申し入れを行ったとも承知してございます。
 我が国の北方領土返還要求に関わる団体は、長年にわたりまして、国民世論を高め、また、日露政府間の平和条約交渉を支えるための運動を行ってこられました。
 本件が北方領土返還要求運動等に関わる方々の活動に悪影響が出ることはあってはならないと思ってございます。政府としては、引き続き適切に対応してまいりたいと存じます。
(問)関連でお伺いします。ロシア側が北方領土の日に合わせて、このようなタイミングでこのような敵対的行動を取った、このタイミングでの行為というのをどう御覧になっているのかというのと、今回の望ましくない団体の指定のように、近年ロシア側は北方四島の領有権を誇示するような強硬姿勢が目立っておりますけれども、大臣はこの点はどのように受け止めていますでしょうか。
(答)今回の発表がどのような影響を及ぼすかについては、予断を持ってお答えすることは差し控えたいと思います。
 特に北方墓参をはじめとする北方四島の交流等事業の再開は、日露関係における最優先事項の一つでございます。引き続きロシア側に対しまして、今は特に北方墓参に重点を置いて事業の再開を強く求めていく考えであるということを、あらかじめ皆様に再びでありますが申し上げたいと思います。

(以上)