自見内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年11月14日

(令和5年11月14日(火) 12:17~12:30  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨

 
 国際博覧会担当大臣として御報告いたします。
 本日から15日まで、大阪市内におきまして、国際博覧会に参加していただきます国々の集まりですが、国際参加国会議(IPM:International Participants Meeting2023)が開催されます。日本博覧会協会が主催する本会議には、世界中から参加国の関係者が参加し、実務的な課題解決を図る場となります。
 私も参加したかったのですが、残念ながら国会の会期中で参加がかないませんでしたので、本日の開会式にビデオメッセージを送らせていただいたところです。万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に込められたメッセージをこれからもしっかりと発信してまいりたいと思っております。
 また加えまして、万博への新たな参加表明国・国際機関といたしまして、今般、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイスランド、スウェーデン、チリ、カメルーン、クロアチア、ジャマイカの9か国及び国際科学技術センターの1機関を更新いたしました。
 今回、追加となった国・機関も本日から開催のIPMに御参加いただきます。
 また、エストニア、メキシコから、それぞれの国内事情により、参加を辞退したいとの正式な通知がありました。
 これによりまして、本日現在、参加を表明した国及び機関は、160か国、9国際機関となります。
 今後も各国とよく連携しながらしっかりと準備に励んでまいりたいと思います。

2.質疑応答

(問)万博関連でお伺いをさせていただきます。本日、9か国が追加で参加表明となりましたが、改めて参加国が増えた受け止めと、メキシコとエストニアの2か国が参加辞退ということで正式通知があったということですが、こちらについても大臣の所感をお願いいたします。
 また、エストニア、メキシコ以外にも現在参加辞退を検討しているなどの国がもしありましたら、そのあたりも現在出せる情報がありましたら教えてください。
(答)まず、新たに9か国、そして1機関ですけれども、参加を表明することを今日発表できたことは大変喜ばしく思ってございます。
 事前から様々な打ち合わせもさせていただいておりましたが、どの国々あるいは機関も素晴らしい意欲がございますので、そういったことを来場していただく皆様に感じていただければ本当にうれしいと思っております。
 また今般ですが、エストニア、そしてメキシコから不参加との通知をいただきました。
 いずれの国についても、今回不参加を決定いたしましたのは、国内の財政事情であったと承知をしておるところでもございます。詳細なやり取りについては、外交上のこともありますのでコメントは差し控えさせていただきます。
 もう1点御質問がございました。それ以外の国々からのいわゆる撤退についての御質問でございますが、現時点におきましてはエストニア、メキシコの2か国以外に取下げの意向を示している国と地域はない状況でございます。
(問)参加国が増えたことで、タイプA、タイプB、タイプC、タイプXとそれぞれパビリオンの形式があると思いますが、これがどのように数が変化するのでしょうか。
(答) それについては、現時点でございますけれども、タイプAが現時点で約50か国、そして24か国が建設事業者を決定し着工に向けて準備をしているというところでございます。
 細かな数字については、また追って事務方からしっかりと御説明をさせていただきたいと思います。
(問)関連で確認ですけれども、今回、新たに追加された9か国のうち、タイプAで建設を検討している国は現時点で確認ができていないということか、それであれば分かるかということで教えていただければと思います。
(答)現時点においては相手国との様々な交渉の中で、最終的に相手国の御了解を得てから我々は公表するというスタイルをとっておりますので、公表に至っていないということです。
(問)本日、閣議がありまして、松村国務大臣が閣議後会見で、「本日の閣議で総理から、こういう時こそ一致結束をして頑張らねばならない。国民の信頼を回復せねばならない。」と、こういった指示が出たという旨、発言があったというふうに述べられました。
 こうした趣旨の指示は本当にあったのかどうかというところを確認させていただいてもよろしいでしょうか。
(答)一般論として申し上げれば、様々な人事案件がある中で緊張感を持って対応することは当然だと承知しておりますので、そういった発言があったかどうかについて、議事録にあるないということも含めまして、私からの直接的な総理の御発言についてのコメントは差し控えさせていただきますが、当然ながら毎日そういう気持ちで職務に当たっております。
(問)指示があったかどうかは言えないということですか。
(答)私の場合は、閣議の中の発言なのか、その後の発言なのかが定かではないので、そのあたりについてのコメントは確認してからさせていただきたいと思ってございます。
(問)万博関連でお聞きします。今おっしゃった参加表明国ではなくて、正式な参加契約国、要するに、日本側が中止を決めた場合、お金を支払う対象になっている国は何か国あるのかを確認させてください。
(答)中止をするという仮定の質問についてはお答えができないということです。
(問)全然想定もしていないということでしょうか。
(答)中止の想定は全くしてございません。
(問)国民の約3割が今、中止を望んでいますが、その場合の試算、何か国にお金を支払うべきなのかということは全く計算、想定されていないのですか。
(答)我々といたしましては、博覧会協会も一丸となって、今まで年月をかけて丁寧に準備を進めさせていただいた、その中で本日も160か国の国々や、あるいは9国際機関が参加して、正に今日、明日、大阪市内で具体的な実務も含めたやり取りも始まっていく、こういうタイミングでございます。
 また、それぞれ私も各国の大使の皆様からの御訪問を受けながら、それぞれの国のプレゼンテーションの素晴らしさなども、それぞれの国の国会決議等々や予算措置を経て、それだけ多くの皆様が御参画いただく体制を既にとっている状況でございますので、私の立場としては丁寧にその実態や意義といったところを御説明申し上げるという立場でございます。
(問)質問変わりますが、参加表明国と参加の契約をした国はどれぐらい違いがあるのでしょうか。
(答)契約をした国々は現在61でございます。
(問)閣議関連ですけれども、神田財務副大臣が辞任され、先の内閣改造後、新三役の辞任が3人目となりましたが、大臣の御所感をお伺いしたいのと、総理からの指示に関して、閣議の発言なのか、その後の発言なのか定かではないということですが、閣議懇談の場で、何らかの総理からの信頼回復の御発言自体はあったということですか。
(答)今回のことは大変重たいことだと思っております。一方で人事については御案内のように総理の専権事項ですので、私の立場からのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
 もう1つのお答えですが、岸田総理からしっかりと緊張感を持ってというような趣旨の御発言自体はあったものと承知しております。
(問)冒頭の発言の関連で、新たな9か国についてパビリオンの形態については非公表ということでしたが、今回、辞退になった2か国、メキシコはタイプAだったかと思うんですけれども、エストニアについては何だったのか。あと、日本側に辞退の意向を伝えてきたタイミングなどがもし分かればお願いします。
(答)エストニアにつきましてのタイプについては、外交上のこともあって公表しないということになってございます。
 また、タイミングについても同様でございまして、様々なやり取りをしてきてございますけれども、正式に発表できるようになったのが本日だということでございます。

(以上)