自見内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年10月10日

(令和5年10月10日(火) 12:01~12:08  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨

 
 こんにちは。よろしくお願いいたします。北方対策担当大臣として御報告させていただきます。
 12日(木)に北方領土隣接地域を訪問いたします。現地では納沙布(のさっぷ)岬から北方領土を視察するとともに、元島民の皆様や地元自治体等の関係者の方々と意見交換を行う予定としております。
 自らの目で北方領土や隣接地域の現場を視察し、また、地元の幅広い関係者の皆様から、直接、生の声をお聞きすることを通じて、隣接地域の現状をしっかりと把握してまいりたいと考えております。
 日程等の詳細については、事務局までお尋ねください。以上です。

2.質疑応答

(問)先週、大阪府の吉村知事が訪問されておりまして、会談されていると思います。その中で可能な範囲でどういった話があったのかというところを教えていただきたいのと、あと、西村大臣も建設費増額について、もう近々出てくるというようなお考えを示されておりますが、そのあたりについて打ち合わせだったり、何か今週動きがあるというような情報などが入っておりましたら、そちらも併せて教えてください。
(答)ありがとうございます。大阪府市におかれましては、万博会場及び海外パビリオンの建設促進に向けた施工環境の改善につきまして、先般も取組方針を御公表いただいておりまして、まずその御報告があったところでございます。
 また、万博の開幕までもう1年半と迫っておりますので、我々といたしましては緊密な連携が不可欠であるということを改めて確認したところであります。また、11月末のチケット販売ということもございますし、参加国の会議ということも予定しております。一緒に全国の機運をしっかりと盛り上げていこうというお話をさせていただきました。
 お尋ねの件、2件目でございますが、会場建設費あるいは警備費につきましては、現在、博覧会協会、そして経済産業省において、精査を行っているところでございますので、今回、私たちどもの会談におきましては特段議論にはなりませんでした。
(問)万博についてお伺いします。自見大臣は先週6日(金)に官邸にお越しになり、西村経産大臣や斉藤国交大臣の御同席のもと総理と御面会されました。万博についての進捗報告ということでした。
 現在、警備費200億円前後の国負担のほか、建設費の500億円の上振れのほか、海外パビリオンのそれぞれのタイプ状況、70年基金やデジ田交付金の活用案など一部報道があるかと思います。そうした動きについて新しい動きの確認はありましたでしょうか。
 また、今後の連携に向けて具体的にどのような確認が行われ、総理からはどのようなお話があったのか。また、報道について現在大臣からお答えできることがありましたらお願いします。
(答)ありがとうございます。6日の会合におきましては、大阪・関西万博に関しまして、海外パビリオンをはじめとします準備状況等について、関係大臣から報告がありまして、今後の取組方針を確認したところでございます。
 総理からの具体的な指示内容について個別に言及することは差し控えたいというところでございますが、海外パビリオンの建設をはじめとした様々な課題に関しまして連携していくことの重要性は関係者の間で一致しているところでもございます。
(問)12日の北海道の訪問の件でお伺いいたします。今回、元島民の方々と意見交換されて現状を認識されたいということでしたけれども、元島民は高齢になられて、なかなか墓参の再開が見通せない中で、改めて島民の方の思いにどうお応えして、墓参と北方四島交流事業再開に向けて取り組んでいきたいか、大臣としての意気込みみたいなことを教えていただけたらと思います。
(答)ありがとうございます。今回の出張に当たりましては北方対策担当大臣として、まずは北方領土や隣接地域の現状をしっかりと自分の目で視察するとともに、元島民の方々をはじめとする現地の皆様とお会いして、そして直接忌憚のない生の声をお伺いしたいと思ってございます。
 ロシアによるウクライナ侵略によりまして日露関係は大変厳しい状況にありますが、政府としては北方領土問題を解決して平和条約を締結するという方針に変わりはなく、私も担当大臣として北方領土返還に向けた取組を粘り強く進めていく考えでございます。
 その際、今回の出張で把握をいたしたいと思っております現状や課題、生の声、こうしたものを様々な取組にしっかりと生かしてまいりたいと考えております。
(問)先ほど大臣はお答えになったかもしれないですが、改めまして万博です。御自身もあと1年半しかないとおっしゃっていましたが、改めて準備の遅れについて現時点でどのように認識されているのか、大臣の見解を教えてください。
(答)ありがとうございます。現在、大阪・関西万博に関しましては、関係者それぞれがしっかりと顔の見える関係を構築して、一つの意識、是非この万博を成功させようという意識のもとで連絡が取り合える、そういった体制ができているところでございます。
 御指摘いただいております遅れというものも当然認識はしておりますが、乗り越えていくべき課題、そして乗り越えていける課題だという認識でございまして、吉村知事をはじめとした関係の皆様とは、更に踏み込んで機運醸成をどうやって行っていくのか、こういったところにも共通意識を持っているところでございます。

(以上)