高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年7月18日

(令和5年7月18日(火) 11:29~11:34  於:中央合同庁舎第8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)H-ⅡAロケット47号機の打上げ日が決定しましたが、搭載する2機の衛星も含めて、大臣の期待をお願いします。
(答)8月26日を予定日としてH-ⅡAロケット47号機を打ち上げる旨、三菱重工業株式会社から発表がございました。
 今回、打ち上げられる47号機ですが、JAXAが開発したX線分光撮像衛星(XRISM)と小型月着陸実証機(SLIM)が搭載されます。XRISMは、X線による「銀河団」の観測を通じて、宇宙の構造や進化の解明を目指す、日米欧の国際協力ミッションでございます。またSLIMは、月面への着陸技術の実証、岩石の解析を通じた月の起源解明を目指すミッションでございます。
 これら2つの衛星のミッションが成功して、我が国の宇宙科学・探査の発展と、国際協力に寄与することを期待いたしております。研究チームの新たな挑戦を、一人の日本人として楽しみにいたしております。
(問)先日の「イプシロンS」ロケットの実験で爆発が起こったことに関しまして、H3ロケット1号機でも失敗があり、このところ失敗、足踏みが続いている状況かと思います。衛星の打上げ計画を定めている「宇宙基本計画工程表」にとらわれないで、体制の整理や対策を取ることに時間をかけて取り組むべきとの考え方もあると思うんですが、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)今回、「イプシロンS」ロケットの第2段モータの燃焼試験中に生じた爆発・火災事故でございます。昨日JAXAから、人的被害や第三者の物的被害の報告はないこと、JAXAの設備には損傷が生じたこと、原因調査を現在実施中であることについて発表がございました。
 宇宙輸送能力の強化に向けて、2024年度打上げ予定で「イプシロンS」ロケットの開発に取り組んでいる中、今回の試験はとても残念な結果になりました。人的被害や第三者被害が生じていないことが、せめてもの救いでございます。
 基幹ロケットの打上げ計画への影響でございますが、今回の事故に関する原因調査の結果次第であると思いますので、現時点では何も申し上げることはございません。
 いずれにしましても、我が国の宇宙活動の自立性の確保・国際競争力の確保のためには、基幹ロケットは着実に開発して、安定的に打ち上げていかなければなりません。これが極めて重要であると思っておりますので、JAXAにおかれましては、原因調査をしっかりと進めていただき、開発に反映していただきたいと思っております。

(以上)