高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年4月25日

(令和5年4月25日(火) 9:31~9:37  於:中央合同庁舎第8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)最近ChatGPTなどの生成系AIに注目が集まっていますが、大臣としては、生成系AIの行政や研究開発への活用について、どのようなお考えをお持ちでしょうか。
(答)生成AIの利活用に関しましては、人々がより多くの情報を効率的に利用できる、また様々なデジタルツールをより簡便に使いこなせるようになる、といった面では大きな可能性があると思います。
 他方、以前より申し上げておりますが、国内外でも一定の懸念が指摘されておりまして、私の立場で申し上げますと、技術流出などのリスク軽減に向けた対策も検討する必要があると思っております。行政で使う場合も、研究開発で使う場合も、AIの利活用については、適切なルールの下で利用していくことが求められると思っております。
(問)AIに関連して、昨日、関係省庁のAI戦略チームの初会合が開かれました。そのチームで改めて今後議論をどう進めていかれる予定でしょうか。
 また、大臣は国会答弁などで、AIの検討体制を強化するとおっしゃっていたと思いますが、こちらの進捗についてはいかがでしょうか。
(答)昨日、AI戦略チームの初回の会合が行われました。昨日は差し当たって、政府機関におけるAIの利活用や国際動向などについて話し合われたと聞いております。次回の開催は未定でございますが、なるべく間を置かずに開催すべきだと思っております。更なる体制の強化につきましては、AI戦略チームの状況を注視しながら、検討を進めてまいりたいと思います。
 また、政府の中にAI戦略実行会議がございます。AIを巡る情勢は非常に流動的でございまして、生成AIの台頭もございますので、今後、技術の発展とリスク対応の両面で議論をしていく必要があるため、有識者の体制の見直しを図っていく必要があると私は考えております。現時点では、まだ公表できる段階には至っておりません。
(問)またAIで恐縮ですが、議長として補佐官が来られていて、大臣としての高市大臣がおられて、ダブルクオータ制とは言わないけれども、そうなっているのはなぜなのか。
 また、これから扱うテーマに対して何故この体制だとメリットがあるのか。船頭を多くしてという状況にはならないと思いますが、その配置がどうなのかという点をお聞かせいただければと思います。
(答)AI戦略実行会議に関しましては、しっかりとリーダーシップを取らせていただきたいと思います。その上で、AI戦略チーム、関係省庁でまず事務方で御議論していただくものについては補佐官の方で対応されるということでございましたので、お任せいたしております。
(問)日曜日に統一地方選の投開票が終了して、一連の日程を終えました。選挙結果に対して、大臣の受け止めをお願いします。
(答)前半戦が終わった後に、この大臣記者会見の場で御通告がありましたので、あえて選挙結果等につきましてお話をしたのですが、党務に関しての発言をしたことで各所からお叱りをいただきましたので、今回は特定の選挙についての発言は、この場では差し控えたいと思っております。

(以上)