高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年1月23日

(令和5年1月23日(月) 10:29~10:33  於:中央合同庁舎第8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 宇宙政策担当の大臣として報告をいたします。
 今月26日、各種のリスクや脅威の下でも宇宙システムの機能を維持するという機能保証のための机上演習を実施いたします。
 この机上演習は、宇宙システムへの依存の高まりや、宇宙システムへの脅威・リスクの拡大を踏まえ、内閣府が主催し、関係省庁の機能回復能力の向上や民間事業者との連携を図るものでございます。今回が3回目となります。
 前年より多くの関係省庁や民間事業者の方々に御参加いただく予定でございます。宇宙システムの機能低下に伴う情報の集約や共有、対処の要領を検証し、機能保証の強化に努めてまいります。
 演習の詳細につきましては、宇宙事務局にお尋ねください。

2.質疑応答

(問)今国会では次世代医療基盤法についても改正されるということですけれども、今の検討状況と今後の見通しについて教えてください。
(答)次世代医療基盤法につきましては、この法律の附則の見直し規定を踏まえまして、次世代医療基盤法検討ワーキンググループにおいて、医療現場などからヒアリングを行いながら、幅広い立場の方々に御議論をいただいてまいりました。
 このワーキンググループにおきましては、医療分野の研究開発の更なる促進に向けて、現行法の匿名加工医療情報では難しい希少な症例についてのデータ提供、また同一対象群に関する継続的・発展的なデータ提供などを可能にするため、仮名加工医療情報の活用を図る仕組みの創設の必要性が示されました。また、レセプトなどの全国データベースなど、既存の公的データベースと匿名加工医療情報との連結解析を可能にすること、また多様な医療情報の収集に向けた制度改正の必要性などについても、意見の集約が見られました。
 これらを踏まえまして、患者の皆様の権利保護には十分に配慮しながら、医療分野の研究開発に資する医療情報の利活用の更なる促進を実現するため、今国会に改正法案の提出を目指して検討を進めているところでございます。
(問)今日から通常国会がスタートしますが、大臣の所感をお聞かせください。
(答)いよいよ通常国会がスタートいたします。今日は4演説がございますし、続きましてそれに対する質疑もあり、また、来年度の予算審議も始まります。しっかりと一つ一つの政策を実現するため、国会の皆様に対して丁寧に説明ができるように頑張ってまいりたいと思っております。

(以上)