高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年9月2日

(令和4年9月2日(金) 10:40~10:44  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 今日は科学技術政策担当の大臣として報告を申し上げます。
 政府全体の科学技術関係予算を集計いたしましたところ、令和5年度概算要求におきましては、事項要求分を除いて令和4年度当初予算から5.9%増の4兆4,675億円となりました。今後も必要な予算はしっかりと確保して、第6期科学技術・イノベーション基本計画に定められました政府研究開発投資30兆円の達成に向けて取り組んでまいります。

2.質疑応答

(問)昨日、官房長官から発表があったと思うのですが、橋本和仁JST理事長が政府の科学技術顧問に任命されました。大臣としては、橋本先生にどのような期待をされているか、教えてください。
(答)「骨太の方針2022」で総理官邸に科学技術顧問を設置するとされておりましたので、この度、それが実現したのだろうと思っております。総理に対してタイムリーに科学や技術に関する情報を提供なさったり、また助言を行われるということが、我が国の科学技術・イノベーション政策の進展に非常に寄与するのではないかと思っていますので、密接に連携を図れたら嬉しいなと思っております。
(問)宇宙関係で1点伺います。昨日、JAXAが国産の次期主力ロケットの「H3」の打上げ計画について、年度内を目指すと発表しました。2度の延期があるなど、これまで開発が遅れていましたが、この年度内の打上げについての期待について、お聞かせください。
(答)年度内の打上げという発表があったということ、大変心強く思います。次期基幹ロケットでございますので、我が国の宇宙活動の自立性の確保、それから国際競争力強化のためには重要なことでございますので、目標通り打上げが実施されることを特に期待いたしております。まだ今後も試験が続くと聞いておりますので、JAXAにはしっかりと開発に取り組んでいただきたいと思っております。
(問)一部の月刊誌に、先生が若手というか保守系の皆様にお声掛けになってグループをつくろうとしていたというような話が載っているのですけれども。
(答)知らないです。何という月刊誌ですか。
(問)「選択」に。
(答)拝見していなくて知らないです。
(問)保守系中心にグループをつくろうとなさっていたという事実関係はいかがでしょう。
(答)今、私が顧問をさせていただいております「保守団結の会」もございますし、昔、安倍元総理と一緒に作った「創生『日本』の会」もございますので、そういったところの勉強会には公務と重ならい場合には出席をしたいと思っております。特に何か保守系のグループを作る話というのは出ておりません。

(以上)