岡田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年7月11日

(令和5年7月11日(火) 10:49~10:55  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨


 冒頭、地方創生担当大臣としてお知らせします。
 地域課題の解決やSDGs(エスディージーズ)の達成に取り組む地域事業者への支援の普及・拡大を目的として、「第3回地方創生SDGs金融表彰」の公募を、本日7月11日(火)から開始いたします。
 地方公共団体と地域金融機関等が連携して地域経済の自律的好循環を形成する事例の積極的な応募を御期待申し上げております。
 8月25日(金)まで募集を行い、外部有識者で構成される選考委員会での審議を経て、11月下旬頃に、大臣表彰を実施する予定です。
 その詳細にわたっては、地方創生推進室がお答えを申し上げたいと思います。
 また、沖縄担当大臣として御報告いたします。
 今週末に石川県を訪問し、15日(土)に開催される沖縄科学技術大学院大学(OIST(オイスト))と、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST(ジャイスト))による包括連携協定締結式と記念シンポジウムに出席する予定です。
 今回の協定の締結を受けて、両大学が連携を深め、それぞれの強みを共有しつつ、地域に根ざしながら、ともに世界の科学技術の発展をリードしていくことを期待しております。
 日程等の詳細については、沖縄振興局までお尋ねいただければと思います。
 以上2点、冒頭、私から以上です。

2.質疑応答

(問)2025年大阪・関西万博について伺います。海外パビリオンの建設が遅れている問題を巡って、万博協会が建設代行を参加国に提案しました。パビリオンの簡素化や工期を早めることを目指しているとのことです。政府としての受け止めと今後の支援の在り方について、お考えをお聞かせください。
(答)御指摘の点について、万博の開幕までに全ての参加国のパビリオンの建設を完了させることが最優先と考えています。その趣旨を踏まえて、博覧会協会として参加国に様々な提案を行っていっていると承知しております。
 一方で、タイプAパビリオンについては、参加国独自のデザインにより建設いただくことが望ましいと考えておりまして、政府としては、一つには参加国に対して、デザインの簡素化によるコスト削減と工期短縮化や、参加国における予算増加の要請等を実施するとともに、もう一つ、施工事業者に対して、施工事業者が安心して契約を行えるよう、博覧会協会に設置した対応窓口などの情報提供などの対応を行っております。
 こうした取組を更に進め、参加国のパビリオン建設が2025年4月の万博開幕に間に合うよう、博覧会協会と一体となって、参加国と施工事業者双方に対して、引き続き全面的に支援をしてまいります。
(問)先ほどの質問に関連してですが、万博の海外パビリオンの建設申請が1件もない問題で、万博協会が8月末を期限に建設の代行を参加国に提案したということ、デザインの簡素化についても幾つか提案したという報道自体は事実なのでしょうか。
(答)提案の詳細については参加国における検討を妨げる恐れもあると思いますので、政府からの回答は差し控えたいと思いますが、博覧会協会においては、今も申し上げたように様々な対応策を検討して提案していることは承知しております。
 一方、現時点においては、少し重なりますが、まずは参加国独自のデザインによりパビリオンの建設が行われることが望ましいと考えておりまして、参加国と施工事業者との合意に向けて必要な対応を行ってまいりたいと考えています。

(以上)