岡田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年7月4日

(令和5年7月4日(火) 10:38~10:45  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)2025年大阪・関西万博について伺います。参加する国や地域が独自にパビリオンを建てる「タイプA」の申請について、大阪市に一件も提出されていないとの報道があります。協会から受けられている報告の内容や政府の対応について教えてください。
(答)参加国が自ら建設を行う「タイプA」パビリオンの建築に係る工程管理については、各参加国において、それぞれ適切に行っているものと承知をしております。
 政府としても、参加国のパビリオン建設が2025年4月の開幕に間に合うように、博覧会協会と一体となって、施工事業者の確保や工法に係る助言など、建設の加速に向け参加国と施工事業者双方に対して、引き続き全面的に支援してまいります。
(問)この内容自体について、報告を受けられているという理解でいいですか。申請がまだないという。
(答)それはどちらから。
(問)協会からです。
(答)協会からですか。本件にかかわらず、万博の準備については、常日頃から博覧会協会と密に情報交換を行っております。引き続き、博覧会協会と一体となって、建設の加速に向け取り組んでまいりたいと考えています。
(問)申請が遅れている原因については、政府としてどういうふうに分析をしていらっしゃるのでしょうか。そして、5月に吉村知事が首相官邸を訪れた際に、岸田首相にもこのような状況を報告しているにもかかわらず、なかなかその状況が進んでいないという中で、今後もう少し具体的にどういう対応をするのかというところをお伺いできればと思います。
(答)今もお答え申し上げましたが、「タイプA」パビリオン建設の件です。この「タイプA」パビリオン建設については、大阪市が参加国から既に相当数の事前相談を受けていると聞いております。いずれにせよ、先ほども申し上げたように、政府としても、博覧会協会や大阪府・市と一体となって、パビリオン建設の加速に向け、参加国と施工事業者双方に対して、全面的に支援をしてまいります。
(問)その施工事業者への支援に関して具体的なところというのは、今ありますでしょうか。
(答)施工事業者との関係については、これは様々なルールというものがあろうと思いますので、ここでのお答えは少し控えさせていただきたいと思います。
(問)今回の施工、申請が遅れているという件に関連しまして、政府としての方針として、今後工期が遅れていくということになりますと、当然この開幕に間に合うのかというところになってくると思います。
 この開幕に間に合わせるために、例えばほかに内容の変更であったり、ダウングレードであったり、それでもしっかりと期日に間に合わせるというところを重視するのか。
 施工業者からは、資材の高騰であったり、人材がなかなかいないというところの厳しい状況も聞かれます。そういった部分でお金の手当てをしていくのか。政府としてどういう方針で今の状況に対応していこうというふうにお考えなのか、大臣のお考えをお聞かせ願えますでしょうか。
(答)先日も日本館に関するお尋ねに対して申し上げましたけれども、その仕様等について考えるということは、それはあるべきこと、というふうに認識しております。
 様々な、政府も大阪府・市も博覧会協会も、また経済界もオールジャパンで万博の準備を加速化させていくという中で、この「タイプA」パビリオンについても、その設計内容などに応じて建設工事の開始時期というのが異なるものです。
 そうした中で、しかし開幕までの時間には当然制約もありますし、より急いでいく必要があると考えています。政府としても参加国と密に連絡を取り、各参加国が遅滞なくパビリオンの建設工事を行えるよう、サポートを行ってまいりたいと考えています。

(以上)