岡田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年5月9日

(令和5年5月9日(火) 11:42~11:48  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨


 まず、国際博覧会担当大臣として御報告いたします。
 5月1日から5月6日まで、オーストリア、スウェーデン、デンマーク及びフランスに出張いたしました。
 オーストリアにおいては、プラスニク大阪・関西万博政府代表及びマーラー連邦産業院総裁との会談を行い、大阪・関西万博に向けた準備状況の説明や、パビリオンの早期建設に向けた働きかけを行いました。
 また、オーストリア政府産業界主催の大阪・関西万博の機運醸成イベントに参加し、産業界にとって大阪・関西万博は大きなビジネスチャンスでもあることをPRいたしました。
 北欧諸国の5か国、すなわちアイスランド、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン及びフィンランドは、フィンランドを除いていまだ参加を表明していない(※)ことから、今般の出張ではスウェーデン及びデンマークを訪問し、両国の政府及び産業界の双方に対し、早期の参加表明を働きかけました。
 これに対して、スウェーデン及びデンマークの両国から、北欧5か国は「北欧館」として大阪・関西万博に参加することが事実上決定しており、外交ルートを通じた正式な参加表明も早急に行いたいという旨の確約を得ることができました。
 また、フランスにおいては、BIE(博覧会国際事務局)のケルケンツェス事務局長との会談を行い、日本の準備状況や各国の参加状況を説明し、万博の成功に向けた協力を求めました。ケルケンツェス事務局長からは、大阪・関西万博の成功に向け、日本とBIEが引き続き協力していくことを確認いたしました。
 その他、公文書管理担当大臣として、令和10年度末の開館に向けて準備を進めている新たな国立公文書館の展示等の着想を得るために、オーストリア、デンマーク及びフランスにおいて、各地の公文書館を訪問し、各国の展示物や展示方法などについて視察し、意見交換を行いました。
 今回の出張において、現場の最前線で様々な方々と直接意見交換ができたことは大変有意義であるとともに、相手国との関係でも日本のプレゼンスをしっかりとアピールすることができたと実感いたしております。今般の出張成果を今後の施策にしっかりと生かしてまいります。
 冒頭、私からは以上です。

2.質疑応答

(問)冒頭ありました万博について、一点お伺いします。北欧館について正式表明を近いうちにということだったんですけれども、現在153か国・地域が既に正式表明しておりまして、更に4か国、5か国増える見込みになるかと思います。いつぐらいまでに参加国が確定するかというのが、目安がもし決まっているようであれば、いつぐらいに正式表明になるかも含めて、よろしくお願いします。
(答)現在153か国が正式に表明していて、我々が当初の目標としてきた150か国は超えたわけでありますけれども、今回、新たに北欧の5か国が参加を表明する運びになりました。このことの確証を得てまいりました。
 今後も調整活動というものは続くと思いますが、いつごろまでに出そろうというのはまだ分かりません。もちろん2年弱という準備期間でありますから、できるだけ速やかに多くの国々に参加を促してまいりたいと思いますが、目標の150を超えて、当初予期した以上の成果が上がってきていると考えています。
 失礼しました。フィンランドは既に正式表明をしておりますので、この153の中にフィンランドは含まれるわけです。ですから、今回新たに参加が固まったのは4か国と考えております(※)
(※)フィンランドについてはすでに内諾を受けているものの、正式な参加表明は行われておらず、参加表明を行った153の中に含まれていませんので、訂正させていただきます。

(以上)