岡田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年2月24日

(令和5年2月24日(金) 10:25~10:31  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)大阪万博の関係でお伺いします。万博開催2年前となる4月13日に万博会場の起工式を行い、総理の出席も調整していると一部報道で報じられています。
 現在の総理、それから岡田大臣の出席を含めた調整状況と、式が行われるようであれば2年前という節目にどういう式典にされたいか、お考えをお伺いします。
(答)今、お尋ねの大阪・関西万博の起工式につきましては、現在調整中でありまして、現時点で詳細について申し上げることは差し控えたいと思います。
 その上で申し上げますと、御指摘のとおり、再来月(4月)で、万博の開催まであと2年ということになります。全国的な機運の醸成等、万博開催に向けた準備を加速していく必要があり、関係者一体となって、しっかり取り組んでまいりたいと思います。
 その意味で、日程等調整中でありますけれども、やがて行われる起工式は、関係者の準備が加速する節目となるような、そうした起工式にしていきたいと、このように考えております。
(問)関連してですけれども、先日、「空飛ぶクルマ」の運行事業者が決まりましたが、大臣の所感を教えていただきたいのが1点。一方で、この数年、ずっと「空飛ぶクルマ」が万博の目玉のようになっているかと思いますけれども、裏を返すと「空飛ぶクルマ」以外が育ってきていないというか、それ以外の目玉がなかなか見えてきていないような状況でもあると思います。
 先ほど大臣がおっしゃったみたいに、機運の醸成という意味では、それ以外にもこんなものが見られるんだよというのが分かってきたほうが機運醸成につながるとも思うのですが、こういった状況を醸成していくためにも、大臣はどのような手を打っていかれるのかを教えてください。
(答)まず、「空飛ぶクルマ」については2月21日に運行事業者として選定された4つのグループの発表会が行われました。私もそのイベントに出席して各社の構想などを直接伺ったところです。
 「空飛ぶクルマ」は空の移動革命をもたらす新たな移動手段であると同時に、大阪・関西万博のコンセプトである「未来社会の実験場」を体現する重要なプロジェクトであると考えております。
 この「空飛ぶクルマ」を実現させてイノベーションの促進と万博の成功の両面に大きな役割を果たせるよう、官民の二人三脚で取組をしっかり進めてまいりたいと思います。
 そのほかの万博の目玉といいますか、どんなものがあるかということで、私も先だって体験させていただいたんですけれども、例えば「自動翻訳システム」というものを見て、これは相当熟度が高いなと。多言語同時通訳ですね。
 随分国際化は進んできましたけれども、いまだに世界にはやはり言葉の壁というものがあって、特に我々はその言葉の壁に阻まれて十分な意思疎通ができないという場合もなきにしもあらず。そういう壁を取っ払って、特に幾つもの、多言語同時通訳の会議ができるとか、あるいはバイでも言葉の壁を乗り越えて自動翻訳して、本当にお互いに分かり合う、そういうシステムを今、開発中であるということを実際に見せていただいて、これは大変画期的な、ある意味革命的な事業ではないかなと思っております。
 そのほかにも「スマートモビリティ万博」ということで、「空飛ぶクルマ」もその一つですけれども、「会場内、あるいは会場外のモビリティ」であるとか。デジタル万博の中には自動翻訳も含むわけですが、「バーチャル万博」ということもありますし、自ら足を運んで楽しんでいただければと思うわけでありますけれども、必ずしも会場に足を運ばなくても体感できる、そういう万博。これは今回の大阪・関西万博の目玉として、また発信していきたいと思っているところです。

(以上)