岡田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年2月10日

(令和5年2月10日(金) 13:33~13:38  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨


 本日は、衆議院の内閣委員会が開かれておりまして、答弁の合間を縫ってのこの記者会見の設定になったことを御理解いただきたいと思います。
 それでは、冒頭、地方創生担当大臣として、第2回地方創生SDGs(えすでぃーじーず)金融表彰の受賞団体の決定及び表彰授与式の開会について御報告いたします。
 持続可能なまちづくりを促進するためには、地域課題の解決に取り組む地方公共団体と金融支援のノウハウを有する地域金融機関との協働が重要であり、地域課題の解決やSDGsの達成に取り組む地域事業者への支援の普及・拡大を図る必要がございます。
 このため、昨年度、新たな表彰制度を創設し、特に顕著な功績を上げ、他の模範となる取組を行った地方公共団体と地域金融機関等を表彰しております。
 今般、外部有識者による審査を経て、令和4年度の受賞取組、5件58団体を決定いたしました。
 各受賞取組の代表団体は、(1)福岡県北九州市と、北九州SDGsクラブ「SDGs経営サポート」、(2)静岡県と、静岡県SDGs×ESG(えすでぃーじーずいーえすじー)金融連絡協議会、(3)千葉県と、株式会社千葉銀行、(4)石川県七尾市(ななおし)と、のと共栄(きょうえい)信用金庫、(5)佐賀県鹿島市(かしまし)と株式会社佐賀銀行、でございます。
 2月13日月曜日に開催予定の表彰授与式では、受賞団体の代表をお招きして、その取組を称えるとともに、取組について御発表をいただく予定です。
 詳細は、事務方にお尋ねいただければと存じます。
 冒頭、私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)地方創生担当大臣として御見解を伺います。
 福井県の池田町(いけだちょう)が町の広報誌に、移住者への提言として「池田暮らしの七か条」というものを掲載しまして、そこには「都会風を吹かさないよう」とか「品定めされることは自然」などと記されています。
 移住者の人たちからは、「町の広報誌として不適切だ」など、批判の声も出ているんですけれども、町としては現状、修正する考えはないということです。
 東京一極集中の是正とか、それから地方への移住促進は政府としても重要な政策課題に掲げていると思うんですけれども、こうした移住を阻みかねないような、既に移住した人が不快の念を抱くような、こうした広報誌の表現について、地方創生を進めるお立場から、大臣の御所感を伺いたいのと、町に対して何らか対応を求めるお考えはあるでしょうか。よろしくお願いします。
(答)ただいまお話のありました福井県池田町の広報誌についての報道は承知いたしております。ただ、各自治体における広報は、各自治体の判断によってなされるものであり、地方創生担当大臣の立場としてコメントは差し控えたいと思います。
 一般論ではございますけれども、やはり政府として、地方への「人の流れを作る」ために、地方移住を促進しているわけです。そのときに、地元住民と移住者がやはり互いの価値観を理解して、良好な信頼関係を築いて、ともに地域課題の解決や地域活性化に取り組んでいただくことを期待しております。
 そうしたお互いに価値観を理解し合い、信頼関係を築くということが大切であると、このように思います。

(以上)