岡田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年1月6日

(令和5年1月6日(金) 11:00~11:08  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨


 新年おめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
 まず、大阪府、京都府、兵庫県視察についてお知らせいたします。
 先進的な取組やニーズ等を把握し、地方創生をはじめとした今後の取組に活かすために、1月11日、12日に大阪府の豊能町(とよのちょう)、京都府の福知山市(ふくちやまし)、兵庫県の養父市(やぶし)を訪問いたします。
 豊能町では、「コンパクトスマートシティパーク」の取組拠点となっている「リビングラボ」や建設中の「公園エリア」を視察する予定です。
 福知山市では、三段池公園内の「児童科学館」において、リアルな体験活動と電子図書を活用したハイブリッドな学びを体験・視察する予定です。
 また、養父市では、地域の農家からの信頼を得て酒米を生産する「株式会社Amnak(アムナック)」及びメタン発酵残渣(ざんさ)を利用してトマト栽培を行うことで循環型農業に取り組む「株式会社トーヨー」の取組を視察する予定です。
 あわせて、現地の首長や関係者等の方々との意見交換を行う予定にしております。
 行程の詳細等は、事務方にお問い合わせくださればありがたいと思います。
 冒頭、以上です。

2.質疑応答

(問)視察についてお伺いさせていただきます。関西の3都市について訪問をされるということですけれども、改めて、前回は四国のほうにも行かれていたと思いますが、今回この3都市を選ばれた理由。あと視察で、今おっしゃっていただきましたけれども、特に周りの自治体とかにも広めたいことであったり、ここで何を大臣として受け取って、周りに広めていきたいか、ここの2点をお伺いできますでしょうか。
(答)まず、やはり大阪府、京都府、兵庫県の自治体において、地域における意欲的な取組が行われているということを聞きまして、その現場を自分の目で見たいというふうに考えました。
 そこで、先ほども少し触れましたけれども、大阪府の豊能町においては、アプリを通じて、住民が簡単に健康相談やデジタル商品券等の各種サービスにアクセスできる環境を構築する試みを進めていて、こうしたサービスの取組拠点となっている「リビングラボ」というところにおいて、デジタルを活用した子育て支援の取組などもを視察したいと考えております。
 京都府の福知山市では、三段池公園というところの「児童科学館」において、タブレットを用いた電子図書館の視察を行うほか、実際に館内を見学することによって、リアルな体験活動と電子図書を活用したハイブリッドな学びが体験できる、また視察する価値があると、こういうふうに聞いておりますので、ここを訪れたいと思います。
 兵庫県養父市においては、国家戦略特区に指定されたことをきっかけに農業に参入して、地域の農家からの信頼を得て酒米を生産する株式会社及びメタン発酵残渣を利用してトマト栽培を行うことで循環型農業に取り組む株式会社の取組を視察する予定です。
 そうした視察を通じて得た知見については、新型コロナウイルス感染症の影響によって厳しい状況にある地域経済の回復や「地域資源」、「デジタル」等を活用した地方創生など、各種の施策の推進に役立てていきたいと考えてまいるところです。
(問)大臣として、今年特に力を入れていきたいテーマとか課題とかがありましたら、よろしくお願いいたします。
(答)昨年8月に内閣府特命担当大臣、また内閣の担当大臣を拝命しまして、数えてみると約5か月近く経ちましたが、責任の重さを感じながら、しかしおかげさまで充実した日々を過ごすことができたというふうに思っております。
 特に、昨年末、「デジタル田園都市国家構想総合戦略」をはじめ、本当に数多くの戦略等を取りまとめさせていただきました。ですから、今年はこれらの戦略等様々な計画を一つ一つ実現させていく、そういう年にしたいというふうに考えております。
 また、今月から早速通常国会が開会される見通しでありますが、昨年末に取りまとめた政府予算案、そして「令和4年の地方からの提案等に関する対応方針」を実現させるための法律改正など、私の担当する法案も提出される見込みでございますので、これはしっかりと対応してまいりたいと考えています。
 今年が国にとって、また地域にとって実りの多い年になるように、私は本当にこうしたキャラクターでもありますので、着実にその歩みを進めてまいりたいと思っています。

(以上)