岡田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年12月23日

(令和4年12月23日(金) 11:27~11:34  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨


 デジタル田園都市国家構想担当大臣として、「冬のDigi田(デジでん)甲子園」及び「デジ田(デジでん)メニューブック」について御報告いたします。
 「冬のDigi田甲子園」は、民間企業や団体など民間分野から幅広い主体を対象として、10月28日から12月20日までの間、デジタルの活用により、地域の個別課題を実際に解決している取組を広く募集してまいりました。
 その結果、合計172件の応募がありました。分野は多岐にわたりますが、主な分野では、「医療・介護・健康」が37件、「観光・文化・娯楽」が36件、と多くなっております。
 御応募いただいた各企業・団体の皆様や応募の受付窓口となっていただいた各都道府県の皆様方には、この場をお借りして改めて御礼を申し上げたいと存じます。
 今後、有識者の皆様にインターネット投票に進む候補者を決定いただいた上で、来年1月中旬から国民の皆様によるインターネット投票を実施する予定です。詳細は改めて御報告させていただきます。
 次に、デジタル田園都市国家構想の実現に資する優れた取組の横展開を行うための「デジ田メニューブック」について御報告いたします。本日より、デジタル田園都市国家構想のホームページ内に、デジ田メニューブックの専用ページを開設し、まずは、夏のDigi田甲子園の実装部門の表彰事例等の取組について、具体的な内容や成果、導入にあたって工夫した点等を分かりやすく掲載しています。今後、掲載する事例や内容を順次充実させ、優良事例の横展開を推進してまいります。
 全国各地域の皆様が、「Digi田甲子園」や「デジ田メニューブック」を参考にして、自らの課題に対応したデジタル技術を活用してデジタル田園都市国家構想の実現に向けた取組を推進できるよう、引き続きわかりやすい発信に努めてまいります。詳細につきましては、事務方にお尋ねいただければと存じます。
 また、本日、「デジタル田園都市国家構想総合戦略」が閣議決定されました。
 9月末のデジタル田園都市国家構想実現会議で策定方針をお示ししてから、短期間で総合戦略を取りまとめることができ、実現会議の有識者委員の皆様をはじめ、関係者にはこの場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。
 来年度から5か年の新たな総合戦略がスタートいたします。地方においては国の総合戦略を勘案して、地域ビジョンを再構築し、地方版総合戦略の改訂に努めていただきたいと考えております。
 国としても、地方公共団体が地方版総合戦略の改訂をスムーズに行えるよう、留意事項等をお示しした手引きを作成し、先ほど地方公共団体に発出させていただいたところです。
 また、年明け以降、地方公共団体向けの説明会を開催するとともに、地方からの相談に対して丁寧に対応を行ってまいります。
 引き続き、地方とも連携を緊密にして、本総合戦略に基づき、地方のデジタル実装を加速化することで、「全国どこでも誰もが便利で快適に暮らせる社会」を実現し、東京圏への一極集中の是正を図ってまいります。
 冒頭、以上です。

2.質疑応答

(問)本日閣議決定される23年度の沖縄関係予算についてお伺いしたいと思います。
 22年度当初予算から5億円減の2,679億円となる見込みですが、まず、この受け止めをお願いしたいというところと、また、沖縄振興特定事業推進費、これは国直轄の交付金ですけれども、こちらが(概算要求額から)10億円増で、一括交付金が3億円減となる見込みです。国直轄の交付金が増える一方で、県の使途の自由度の高い交付金が減額される、この根拠や狙いについて御教示ください。
(答)令和5年度沖縄振興予算案については、現在もなお最終調整中であり、まだ決まったというわけではありません。したがって、現時点では具体的なコメントは差し控えたいと思いますが、その上で申し上げれば、沖縄は様々な優位性や潜在力を有しており、こうした点も生かしながら、御指摘いただいた沖縄振興予算を始めとする様々な政策手段を活用して、強い沖縄経済の実現に向けて、今後とも全力で取り組んでまいりたいと存じます。
(問)本日、最終処分等の関係閣僚会議に出席されたかと思うんですけれども、核廃棄物の最終処分に関して、地方創生担当大臣としてどのような取組をなさる展望がおありか、教えていただければと思います。
(答)今日初めて会議に参加をしたわけでございますが、政府一体となって、そうした取組をしっかりと検討しつつ前に進めていきたいと、そのように、私は今日初めてその席に列したわけですけども、地方創生担当(大臣)の立場からも、しっかりと考えてまいりたいと思います。

(以上)