岡田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年10月7日

(令和4年10月7日(金) 9:32~9:40  於:中央合同庁舎8号館1階S101会見室)

1.発言要旨


 国際博覧会担当の大臣としてご報告します。
 国土交通省の協力のもと、大阪・関西万博の特別仕様ナンバープレートを作成し、10月24日から交付することといたします。
 各省庁の公用車への取り付け準備も進めております。
 私が使用している公用車はもちろん、国土交通省及び経済産業省においても、大臣が使用される公用車について、交付開始直後に万博ナンバープレートを取り付ける予定です。
 また、他の公用車にも取り付けていただけるよう、先ほどの閣僚懇談会で、私から各大臣に協力をお願いしました。
 大阪・関西万博は国を挙げた国際イベントであり、政府が一丸となって全国的な機運醸成を行う必要があります。関西圏以外での万博の認知度は、まだ必ずしも十分とは言えず、国土交通省や博覧会協会と協力しながら、一人でも多くの方にこのナンバープレートを取り付けていただけるようPRしてまいります。

2.質疑応答

(問)2点あります。1つはナンバーに関してなんですけれども、今示してくださっているナンバープレートは、岡田大臣からして、まずデザインというのはどういうふうに受け止められているか伺えますでしょうか。
(答)シンプルでインパクトがあって、いいデザインではないかと思います。
(問)もう一点すみません。別件ですけれども、岡田大臣が所掌されるPFI推進関連でお伺いします。
 今国会では、PFI促進法の改正法案が審議される予定で、昨日の自民党の部会でも審査が行われ、了承されたかと思います。実施方針の改定ですとか、推進機構の設置期間延長などについて、これまで推進会議でも改正の必要性が議論されてきたと思いますが、今回の法改正の意議と、法改正によって期待できる効果についてお聞かせください。
(答)お尋ねの法案につきましては、「新しい資本主義」における「新たな官民連携」の柱である、PFI事業の更なる推進を図るために、提出に向けた準備を進めております。
 厳しい財政状況や人口減少の中で、老朽化の進むインフラの維持・更新を着実に行い、適切な公共サービスを維持していくためには、民間の資金や創意工夫を活用したPFIを推進していくことが不可欠だと考えております。
 このため、本年6月に決定した「PPP/PFI推進アクションプラン」においては、スポーツ施設などの新たな分野も含めて、令和4年度以降の10年間の事業規模を30兆円とする新たな目標を設定しております。
 法律案がこの目標の着実な達成や、地方創生やデジタル田園都市国家構想の実現に寄与するものとなるように、引き続き、内容の検討を進めてまいりたいと考えています。
(問)ナンバープレートの件に関してお伺いします。これは各省庁の公用車への取り付けもお願いしていくということですけれども、例えば総理にもお願いされていたとしたら、どのような反応だったかを教えてもらえますでしょうか。
(答)総理車も含めて、公用車に取り付けをお願いしたいというふうに思っております。今日の閣僚懇談会では、概ねいい雰囲気で受け止められたと思っています。
(問)同じくナンバーに関してお伺いさせていただきます。現在も9月から国交省のほうでは、もうこの受け付けが始まっていると思いますが、今の時点でその問い合わせや予約状況などはどうなっているのか。あとこのナンバープレートの設置の目標数値などがありましたら、併せて教えていただけますでしょうか。
(答)一般車両への取り付けについては、PRを進めていくことによって、全国の一人でも多くの方々、また万博を応援していただいている企業や団体の皆さまに使用をお願いしたいと、このように思っております。そのためのPRも進めてまいります。
(問)ナンバープレートは、機運醸成の一環になるかと思うんですけれども、今後大阪以外、関西以外での機運醸成の在り方について、どのように考えられているかというのをお願いいたします。
(答)先ほども申しましたが、この万博を成功させるためには、大阪・関西のみならず、日本全国で開催に向けた機運を高めていくことが重要であります。
 ナンバープレートの普及以外にも、公式キャラクターである「ミャクミャク」は最近随分注目を集め、「ミャクミャクさま」とか言われて、若い方々にも人気が出ているようであります。そうしたものの活用あるいは万博グッズの展開、また各地の様々なイベントとの連携、これは非常に大事だと思います。全国各地で行われるそうしたイベントとこの万博をタイアップしていくということなどを通じて、国民の皆様のより身近なところで万博を目にする機会をより多く作っていきたいと思います。
 また全国レベルでの参加意識を高めるために、「全国の自治体のイベント・展示」を会場内外で行う機会をつくる。この万博会場の内外で、そういう全国の自治体のイベント展示を行うような、そういうことも考え、また「修学旅行などの活用」によって、全国から多くの子どもたちが万博を訪れるような仕組みづくり、また「万博と観光のシナジー創出」ということで、開催前の機運醸成や開催時のインバウンド効果を全国へ波及させる取組、こうしたことを関係省庁と連携をして検討してまいりたいと思っております。
 こうした取組を通じて、3年後の万博に向けて、国民の皆様の期待を高めてまいりたい、関心を高めてまいりたいと考えております。

(以上)