小倉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年3月10日

(令和5年3月10日(金) 10:18~10:23  於:中央合同庁舎第8号館1階S103会見室)

1.発言要旨


 まず、官房長官記者会見でも御報告があったと思いますが、明日、土曜日にこども政策の強化に関する取組の一環として、福島県を訪問します。福島県では、相馬市において震災からの復興のために整備された「LVMH子どもアート・メゾン」を訪問しまして、こどもや保護者からの相談に当たっているカウンセラーの方からのお話をお伺いするほか、併せて相馬市長からこども政策の取組状況を御紹介いただく予定です。また、前回の岡山県に続きまして、総理御自身が「こども政策対話」を行う予定となっておりまして、私も準備室長と一緒に同席する予定であります。詳細は準備室にお問い合わせください。
 2点目です。孤独・孤立対策のウェブサイト「あなたはひとりじゃない」においては、孤独・孤立に関する支援の情報を一元化し、チャットボットにより利用者の悩みに応じた相談先などを案内しております。また、支援を受けたり、相談することをためらうことのないよう、悩みを抱えている方の質問や回答を掲載しております。
 本ウェブサイトについては、これまで日本語のみでの情報提供となっておりましたが、長引くコロナ禍や物価高騰等の影響を踏まえ、外国人の方に対して情報を着実に届けることができるよう、外国語のページの公開準備を進めております。今日から先行して18歳以下の方向けの外国語のページを公開しましたので、お知らせさせていただきます。在留外国人の状況等を勘案して、10の言語で対応しておりますので、孤独・孤立の悩みを抱える外国人のこどもたちには、是非本サイトを活用して相談先につながっていただきたいと思います。なお、一般向けの外国語のページにつきましては、今月末には公開できるように準備を進めているところであります。

2.質疑応答

(問)今お話しいただきました、孤独・孤立のウェブサイトの関係で伺います。外国人の方に対して公開されるということなのですけれども、外国人向けにサイトを整備するに至った背景ですとか、意義をお願いいたします。
(答)ありがとうございます。
 こどもにつきましては、まず自殺者数が過去最多となっておりますことや、外国人のこどもについては約1万人が不就学の可能性もあるとされている状況を踏まえて実施し、先行して公開することにしたところであります。
(問)今回、10言語という言葉を選ばれた理由と、あとこういった取組をどういうふうに政策に繋げていきたいとか、もし思いがあればお願いします。
(答)まず、今回、外国語のページで対応する言語については、在留外国人の人数の上位10か国や、国の相談事業で対応している言語などを勘案して、10言語を選択させていただきました。
 今後どう活かしていくかということでありますが、当然、相談を受けた内容とか、どういった形でアクセスをされているかというのは私どもとして把握することができますので、外国人のこどもたちが置かれている現状について、そういったものを把握いたしまして、外国人あるいは外国のこどもたちが日本で孤立をしないような政策の更なる進展に繋げていきたいと思っております。
(問)孤独・孤立の関係で、一般向けはいつ頃解禁される予定かありましたら、教えてください。
(答)先ほど申し上げましたが、一般向けは3月末を予定しております。一般の外国人向けということです。

(以上)