小倉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年2月21日

(令和5年2月21日(火) 10:31~10:35  於:中央合同庁舎第8号館1階S103会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)昨日開かれたこども政策に関する関係府省会議の受け止めと、今後の育児支援サービス拡充内容の取組方針を教えてください。
(答)昨日、「こども政策の強化に関する関係府省会議」の模様につきましては、座長代理であるこども家庭庁設立準備室長の渡辺から事後ブリーフィングがあったと思いますが、天野さん、新居さんからは、当事者として子育てをしている方々や、これから結婚や子育てを迎える20代の若者の率直な声を聴かせていただきました。また、奥山理事長からは、子育て支援の現場から見た必要な取組についての御要望をいただき、更に柴田准教授からはこれまでに蓄積されているエビデンスや研究の成果についてお話をいただき、大変参考になったところであります。
 今回は総理にも御出席をいただくとともに、前回に引き続き、各省の局長からも熱意のこもった積極的な発言があり、前回、前々回に引き続き、予定時間を超える議論になりました。今後も省庁の垣根を越えてワンチームとなって議論を進めてまいりたいと思っております。
(問)週末に岡山県奈義町を訪れられて、地域ぐるみで子育てを応援する取組を視察されたと思うんですが、大臣の御感想と、あと、終わった後のぶら下がりで、総理が社会全体の意識を変えていくことが重要だという発言をされていましたが、どうすれば奈義町のような機運を全国に広めていくことができるとお考えでしょうか。
(答)今回の視察では、子育てをしている方々や子育てを応援している方々から様々な御意見をお聞かせいただきました。まず、岡山に行く前に鳥取にも行ってまいりまして、国と地方の定期的な協議の場の準備会合で直接お会いすることができなかった平井知事と面会し、お話をすることができました。
 「こども政策対話」では、事業者の子育てと仕事の両立支援の取組や、育児休業、時短勤務を活用しながらキャリアをしっかりと築いている方の生の声をお伺いすることができました。
 その後に奈義町に行って総理と合流いたしました。奈義町は合計特殊出生率が全国トップクラス2.95でありまして、少子化対策の「奇跡のまち」として注目を集めておりますが、子育てを終えた方や高齢者の方々も含め、「住民参加型」の子育て支援サービスが充実していること、奈義町の「子育て応援宣言」にもありますように、地域全体で子育てを応援していこうという社会的意識が定着していることといった特徴があり、子育てへの社会の認識を変えるためには「施策の充実」、「意識の改革」の両輪として進めていくことが重要だと改めて感じました。この点、総理の申し上げたとおりと思っております。
 どうやって社会意識を高めていくかについてでありますが、昨日の関係府省会議におきましても、有識者や当事者の方々からまずはトップが率先垂範することが重要だと、今回の取組のように、総理御自身がいろいろな地域を回り、子育て当事者や支援者と直接意見を交わすということ自体が世の中のマインドを変えるのに非常に役に立つのではないかと、そういう声もいただきました。
 これは大きな話でありますので、社会意識をどう変えていくかについても早急に結論を出さず、しっかりと内部で検討した上で適切な方法で実施してまいりたいというふうに思っています。

(以上)