小倉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年1月27日

(令和5年1月27日(金) 9:37~9:42  於:衆議院本会議場中庭側)

1.発言要旨


 おはようございます。今日は私から冒頭2点です。
 まず、男女共同参画・女性活躍担当大臣として御報告をいたします。今週末1月29日、明後日になりますが、栃木県を訪問します。
 栃木県では本年6月に開催します「G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合」に関して、閣僚会合の会場などの候補となっている施設等の視察を行うほか、「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」栃木県地域シンポジウムに出席をし、主催者として挨拶を行う予定です。
 詳細は男女局までお問い合わせください。
 2点目であります。本日、保育所等におけるバス送迎に当たっての安全管理の徹底に関する関係府省会議の第5回会議を夕方に開催します。
 今回の会議では、昨年来、各自治体や各園に実施いただいている緊急点検や実施調査について報告してもらうとともに、安全装置のリストの公表や補助基準額の設定を含む緊急対策の進捗を確認する予定です。
 こちらも詳細につきましては、今日の会議の場で説明をさせていただきたいと思っております。

2.質疑応答

(問)この間、国と地方の準備会合が開かれたと思います。その場で平井知事が、例えば小児医療費のペナルティーとか、予算が大きくかからなかったり、予算がかからなかったりするものでもできるものがあるから、進めていってほしいというようなお話がありました。
 その点、大臣としてはどういうふうに受け取られていますでしょうか。
(答)御指摘のとおり、全国知事会の平井会長から、こども政策には「大きな金はかからないが、重要な施策がある」という趣旨の御発言などがあって、平井知事が主導して働きかけている、男性の育休取得促進の取組などを御紹介いただいたと伺っております。
 総理も「個々の政策の内容や規模面はもちろんのこと、地域社会や企業の在り方も含めて、社会全体で、こども・子育てを応援するような、社会全体の意識を高め、年齢・性別問わず、皆が参加する、次元の異なる少子化対策を実現をしたい」と、こう申し上げております。私といたしましても、予算面だけではなくて社会全体の意識を大きく変えていくことに挑戦したいと考えております。
 また、平井会長からは、「やっちゃいけないのは国と地方が競争するだとか、そういうことにならないような子育て対策をしないと、本当の出生率の向上率には繋がらない」という趣旨の御発言があったとも伺っております。まさに同感でありまして、国と地方が一体となって少子化対策に立ち向かっていくことが大変重要だというふうに思っております。連携が重要ということです。
 今後とも先駆的なこども施策に取り組んでいる自治体との情報共有や対話を丁寧に行い、国と地方が車の両輪となってこども政策の充実に取り組んでまいりたいと思います。
 私もこの協議の場で、残念ながら参議院本会議が延びてしまいまして出席がかなわなかったところもございます。機会を見て、私も鳥取県を訪問して意見交換をさせていただければというふうに考えております。
(問)今の質問と関連してなんですけれども、その先日の準備会合で、出席された方からは地域間格差ですとか、地域間競争が生まれてしまってはいけないと。資金の差もあれど、それが差になってはいけないという意見も出たようなんですけれども、それについて大臣のお考えとか、今後のそういう何か国としてしていく方針など、現在ありましたらお願いします。
(答)従前から申し上げているように、関係府省会議を重ねて、3月末にたたき台を策定させていただきます。ただ、そうするに当たって、総理も私も地方に足を運び、こどもや子育て当事者、関係者、あるいは恐らく自治体の方も入りますでしょうけれども、お話を伺いながらそのたたき台に反映をさせていただきたいというふうに思っております。
 そういった中で、丁寧に地域の声、地方の声を聞いてまいりたいというのが率直な思いです。

(以上)