谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年7月18日

(令和5年7月18日(火) 10:44~10:50  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
 おはようございます。私から冒頭、週末の東北地方を中心とする大雨について申し上げます。
 活発な梅雨前線の影響により、この週末も東北地方を中心に大雨となり、秋田県などで河川の氾濫や土砂災害が発生しました。
 この週末の東北地方を中心とする秋田県などの被害といたしましては、死者1名、軽傷4名、住家被害としては、全壊2棟、半壊1棟、一部破損2棟、床上浸水383棟、床下浸水131棟が報告されております。ただし、秋田市などの住家被害の状況は、現在調査中ということで、今の数字の中に全ては入ってございません。
 お亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 また、秋田県で断水約8,480戸が報告されており、自衛隊や海上保安庁が給水支援を実施するとともに、関係機関が早期の復旧に向けて作業を進めているところであります。
 東北地方では今後、本日から明後日20日にかけて、北陸地方では、明日19日から明後日20日にかけて大雨となります。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。また、落雷や突風、降ひょうに注意が必要です。
 暗くなったり、道路が冠水したりした後の避難は特に危険です。国民の皆様におかれましては、最新の気象情報や地元自治体からの避難情報に十分注意していただき、避難の際には、御近所でも声を掛け合って、早めの安全確保をお願いいたします。
 また、秋田県を中心に、これまでの記録的な大雨で地盤が緩んでいるところや河川が増水しているところがあり、少ない雨でも土砂災害の危険性が高まります。増水している河川や用水路、土砂崩れのおそれのある斜面など、危険な場所には絶対に近付かないようにしてください。
 政府としては、この後11時15分より、私も出席し、関係省庁災害対策会議を開催します。引き続き、地方自治体や関係機関と緊密に連携し、緊張感を持って対応してまいります。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)大雨の件で1点伺いたいんですけれども、秋田市で「避難指示」を出さずに「緊急安全確保」という情報を出したということがありまして、少し自治体のほうに反省が残るというようなコメントもあったんですが、大臣としては、どのように受け止めて、どのような避難指示の出し方がふさわしいと思われておりますでしょうか。
(答)今お話のあった件は、詳細は承知しておりません。
 ただ、一般的には、常に各市町村といいますか、自治体のほうにお願いしてるのは、ちゅうちょせずに早めに出してほしいということをお願いしておりまして、今回、秋田県で具体的にどこの市町村か分かりませんけれども、そういう事例があるならば、しっかりとどういう事実関係であったのか、その辺を把握して、適切に対応してまいりたいというふうに思っております。
 それに関連して、今、日程を調整中ですけれども、できる限り早く秋田県のほうに、今週末にでも地元の事情が許せば私自身が入って、現地視察を行いたいというふうに考えております。

(以上)