谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年6月30日

(令和5年6月30日(金) 10:45~10:51  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私から冒頭、梅雨前線による大雨について申し上げます。
 梅雨前線の影響で、九州や北日本から西日本の日本海側を中心に、明日7月1日土曜日にかけて広い範囲で大雨となります。この前線は、2日日曜日以降も日本付近に停滞し、西日本を中心に大雨となるおそれがあります。
 また、これまでの雨により、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい地域があります。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。九州北部地方では、土砂災害に厳重に警戒が必要です。
 暗くなったり、道路が冠水したりした後の避難は特に危険です。国民の皆様におかれましては、最新の気象情報や地元自治体からの避難情報に注意していただき、早めの安全確保を是非とも取るようお願いいたします。
 また、増水している河川や用水路、土砂崩れのおそれのある斜面など、危険な場所には絶対に近づかないようにしていただきたいと思います。
 政府におきましては、昨日29日午後に関係省庁災害警戒会議を開催し、十分な体制確保、地方自治体や関係機関などへの注意喚起、避難の判断に係る助言など、対応を確認したところです。
 例年7月の初旬には、各地で局地的大雨や集中豪雨が観測され、河川の氾濫や土砂災害等により、多くの被害が発生しております。引き続き、警戒体制に万全を期してまいります。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)7月1日から特定原付の社会実装が始まります。この車種区分、その認識とか運転方法、従来の交通手段と違ってて、大変分かりにくいですが、利用者、それから他の交通利用者への留意点があれば教えてください。
(答)御指摘のとおり、7月1日、明日から、改正道路交通法のうち、特定小型原動機付自転車に係る規定が施行されます。
 新たな仕組みといいますか、それができるわけでございますので、なかなか分かりにくいという点もあるということで、従来からPRをしているところでございますが、改めて申し上げます。
 まず、御留意いただきたいことは、いわゆる電動キックボードの全てが特定小型原動機付自転車になるわけではありません。構造上の最高速度が時速20キロメートル以下であること、また、車体の大きさもいわゆるママチャリと同じぐらいであることなど、一定の基準を満たすものに限り、特定小型原動機付自転車になるということであります。
 交通ルールにつきましては、
○ 一つは、運転に免許は不要ですが、16才未満の者による運転は禁止されております。
○ また、自転車と同様、原則、車道の左側の端を通行しなければなりません。
○ また、歩道は通行することができますが、飽くまでも最高速度表示灯を点滅表示させていることが条件であります。逆に言いますと、最高速度表示灯を点滅表示していない場合は、歩道を通行できないということであります。
○ また、飲酒運転、信号無視等の悪質・危険な違反行為は絶対に行わないと、当たり前の話ですが、
理解していただくことが重要であると考えております。
 この新たな特定小型原動機付自転車の交通ルールにつきましては、かねてより積極的に取り組んでいるところでございますが、引き続き、関係省庁、事業者、学校等とも連携し、様々な機会を捉えて交通安全教育や広報啓発を推進するよう、警察を指導してまいりたいと考えております。
 以上です。

(以上)