谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年6月2日

(令和5年6月2日(金) 10:35~10:41  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私から冒頭、梅雨前線による大雨及び台風第2号について申し上げます。
 大型の台風第2号の影響により、沖縄地方や奄美地方では、台風の影響で非常に強い風が吹き、うねりを伴い猛烈なしけとなっている所があります。
 これまでに人的被害として、沖縄県で、重傷者1名、軽傷者6名が報告されています。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 また、沖縄県を中心に、停電約5,000戸が報告されており、風が収まり作業可能な箇所から順次復旧を行っております。
 南西諸島では、引き続き、うねりを伴った高波に厳重に警戒が必要であり、暴風にも警戒が必要です。
 また、台風の影響により梅雨前線の活動が活発となり、西日本から北日本にかけての広い範囲で、明日3日土曜日にかけて大雨となる見込みです。
 特に、近畿地方、中国・四国地方では本日夜にかけて、東海地方では本日午後から明日の朝にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。既に現在、高知県で線状降水帯が発生しております。
 西日本から東日本にかけての広い範囲で、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
 国民の皆様におかれましては、暗くなったり、道路が冠水したりした後の避難は特に危険です。最新の気象情報や地元自治体からの避難情報に注意していただき、避難の際には、御近所でも声をかけ合って早めの安全確保をお願いします。
 政府としましては、昨日、関係省庁災害警戒会議を開催し、関係機関の体制確保など対応を確認し、警戒に当たってきたところですが、引き続き、政府一体となって、災害対応に万全を期してまいります。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)国家公安委員長にお尋ねします。全国で実施された自転車の指導取締りについてお尋ねします。結果に対する受け止めをお願いしたいのと、違反項目から運転者に特に注意を促す点があれば教えてください。
(答)お尋ねの件につきましては、5月30日、自転車の安全利用を促進する自転車月間中の取組として、全国の警察において、自転車指導啓発重点地区・路線において実施したものと承知しております。
 取締り結果につきましては、指導警告票交付数は約1万2,000件、昨年秋と比べますと24.7%増加しております。検挙件数は約500件、昨年秋と比べますと45.4%増加であったと報告を受けているところであります。
 取締り結果を踏まえまして、交差点では信号と一時停止を守るなどの基本的なルールを周知するとともに、本年4月から努力義務化された乗車用ヘルメットの着用促進を図るよう警察を指導してまいりたいと思います。
 検挙件数は約500件と申し上げましたが、そのうち信号無視、それから指定場所一時不停止、この二つでおおむね75%、信号無視、指定場所一時不停止それぞれ4割ぐらい、合わせて4分の3がそういう違反行為をしたということで、その辺りもしっかり徹底を図る必要があるのかなと思っております。

(以上)