谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和5年1月6日

(令和5年1月6日(金) 10:54~11:01  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 皆様、おめでとうございます。本年もまたよろしくお願いいたします。
 私から冒頭2点申し上げます。まず1点目、山形県鶴岡市における土砂崩れについて申し上げます。
 年末の12月31日午前1時頃、山形県鶴岡市西目において、住家等が巻き込まれる土砂崩れが発生し、警察・消防・自衛隊等が連携して救助活動を行ってきました。
 今朝の時点で、人的被害として、死者2名、軽傷者2名のほか、住家被害として、全壊2棟が報告されております。
 お亡くなりになった方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 発災当日の31日に、鶴岡市に災害救助法の適用が決定され、国庫負担により避難所の供与などが可能となっております。現在、ホテルに開設された避難所に13名が避難されているほか、親戚、知人宅等に7名が避難されております。
 昨日には、土砂災害の専門家が現地に派遣され、緊急調査が実施されているところであります。
 発災から明日で1週間となり、避難所での生活が続く可能性があるため、引き続き、地元自治体と密接に連携して、被災された方々に寄り添った支援に取り組んでまいります。
 続きまして2点目でございます。昨年の交通事故による死者数は、2,610人で、前年比26人、1.0%減少し、警察庁が保有する昭和23年からの統計で、6年連続で最少を更新しました。
 これは、政府をはじめ、関係機関・団体や国民一人一人が交通事故の防止に向け、積極的に取り組んできた結果だと考えております。
 しかしながら、今なお多くの尊い命が交通事故で失われていることに変わりはなく、こどもが犠牲となる痛ましい交通事故や、飲酒運転等の悪質・危険な運転による交通事故も後を絶ちません。
 このような交通情勢を踏まえ、本日の閣議において、私からは、第11次交通安全基本計画に基づき、各界各層と連携しながら、こどもや高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保、自転車の交通ルール遵守の徹底、飲酒運転等の悪質・危険な交通違反の取締り等の多角的な取組を効果的かつ強力に推進していくことを発言いたしました。
 安全で快適な交通社会を実現するため、国民の皆様にはより一層交通安全に留意していただくようお願いいたしたいと思っております。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)新年に当たって、大臣の所感をお伺いいたします。特に、この1年で力を入れたいことなどがございましたら教えていただけますでしょうか。
(答)国家公安委員会委員長と防災担当、国土強靱化担当大臣として簡単に申し上げますと、国家公安委員長としては、何と言っても5月にG7サミットがあります。それを成功させる、大過なく終えるということが、何よりの国家公安委員長としての仕事だと思っております。
 昨年7月8日の安倍元総理の襲撃事件を機に、苦い反省を込めた新たな警護要則を設けたところでありますし、しっかりそれらが身に付いたものになるように頑張らなければならないと思っております。
 併せて、防災の方でございますが、くしくも、関東大震災からちょうど100年の節目ということでありますので、引き続き、様々な巨大地震、あるいは噴火だけではなくて、中小の災害にも対応できるような充実強化というのを、引き続き、しっかりと頑張ってまいりたいと思っております。
 年末は大雪で、私の地元兵庫の方に帰れなかったんですけれども、3日、4日、5日と2泊3日、就任してから初めて選挙区で2泊したんですけれども、神社仏閣を10カ所回りまして、それぞれこの1年の治安と災害からの被害軽減を祈ったところでございます。それぞれ拝みましたので、効果があることを祈っております。

(以上)