谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年12月23日

(令和4年12月23日(金) 11:20~11:26  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私から、冒頭2点申し上げます。
 まず1点目、大雪であります。
 西日本の山地や北海道の太平洋側、オホーツク海側などでは、強い雪が降り、大雪となっております。また、北日本や日本海側を中心に広い範囲で非常に強い風が吹き、大しけとなっております。
 一昨日の関係省庁災害警戒会議に加え、昨日の関係閣僚会議においても、私から、人命保護を第一に、電力・通信・水道などのライフラインに大きな被害が発生した場合にも、迅速に復旧できるよう、また、車両の大規模な滞留が発生することがないよう、関係省庁に対し、十分な体制を確保し、地方自治体や関係機関と緊密に連携して対応いただくよう、重ねてお願いしたところです。
 これまでの大雪で、現時点で、死者6名、災害との関連を調査中の死者7名、心肺停止者1名、重傷者19名などの人的被害が報告されております。
 お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 現在、北海道などでは、約1万戸の停電が発生し、関係機関が復旧に向けて取り組んでいます。
 今後、明日24日にかけて、北日本や日本海側を中心に広い範囲で大雪となり、日本海側では、週明け26日月曜日頃にかけて大雪となるおそれがあります。
 また、明日24日頃にかけて、北日本や日本海側を中心に非常に強い風が吹き、海は大しけが続くことが予想されます。特に北海道では、明日の明け方にかけて、見通しの全く利かない猛吹雪や、車が埋まるほどの大きな吹きだまりとなるおそれがあります。
 引き続き、大雪、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風や高波に警戒が必要です。また、雪崩や電線などへの着雪、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
 これから週末を迎え、クリスマスに外出を予定されている方もおられるかと思いますが、国民の皆様におかれましては、最新の気象情報や交通関係の情報に十分御注意いただき、特に大雪や猛吹雪が予想される場合は、できる限り外出は控えていただきますようお願いいたします。
 また、除雪作業中の事故が相次いでおります。屋根の雪下ろしは、はしごを固定し、命綱を着けるなどして転落を防止するとともに、御家族や御近所の方に声をかけて2人以上で作業を行うなど、除雪作業中の安全確保に十分留意していただきますようお願い申し上げます。
 政府としては、この後11時45分より、関係省庁災害対策会議を開催することにしております。政府一体となって、今後の大雪に備えた警戒体制をより一層強化してまいります。以上が第1点であります。
 続きまして2点目、海洋政策担当大臣として申し上げます。総合海洋政策本部会合の開催についてです。
 本日、先ほど総合海洋政策本部会合が開催されました。会合では、総合海洋政策本部に置かれている参与会議の田中明彦座長から、JICAの理事長でもありますが、次期第4期海洋基本計画の策定に向けた基本的な考え方についての意見書の説明があり、本部長である岸田内閣総理大臣に手交されました。
 意見書を受けて、総理からは、意見書で示されました、「総合的な海洋の安全保障」と「持続可能な海洋の構築」を、次期海洋基本計画の2つの大きな柱として位置付け、来年5月頃の閣議決定に向け、私、海洋政策担当大臣を中心に連携して、政策の具体化を進めるよう、各閣僚に指示がされました。
 本件の詳細については、総合海洋政策推進事務局にお尋ねしていただければというふうに思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)なし
(答)なし

(以上)