谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年12月20日

(令和4年12月20日(火) 12:00~12:08  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私から冒頭2点申し上げます。
 まずは1点目、大雪について申し上げます。
 18日から19日にかけて、強い冬型の気圧配置となり、北日本から西日本の日本海側では、福島県や山形県、新潟県を中心に大雪となりました。
 昨晩、総理から私に対して、適時的確な情報提供を行うということ。2つ目は、関係機関とも緊密に連携して、ライフライン・交通の確保に万全を期すこと。そして3つ目は、被害が発生した場合には、迅速に把握するとともに、人命第一の方針の下、政府一体となって、災害応急対策に全力で取り組むこと、との指示が官邸でございました。
 今朝の時点で、災害との関連を調査中ではありますが、亡くなられた方は2名、心肺停止者1名、重傷者3名などの人的被害が報告されております。
 被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。
 また、新潟県を中心に約2万戸強で停電が発生し、一部通信障害が発生しております。現在、関係機関が早急な復旧に向けて取り組んでいるところであります。
 国道8号及び17号において発生した車両の滞留については、国交省の北陸地方整備局、自衛隊等が連携して、除雪作業と車両の誘導を進めるとともに、乗員への飲食料、燃料の支援を行っているところであります。なお、この車両滞留により、気分不良などを訴える119番通報が複数件あったため、消防が救急対応を行っているということでございます。
 こうした状況を受けまして、新潟県の、長岡、柏崎、小千谷、魚沼の4市に災害救助法が適用され、滞留車両のドライバーに対する食品の給与等が行われているところであります。
 現在も雪となっているところがあるほか、週末の23日頃から再び冬型の気圧配置が強まり、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となるおそれがあります。
 そういう大雪が予想される地域にお住まいの方々などにおかれましては、最新の気象情報や交通関係の情報に十分御注意いただき、できる限り外出を控えていただきますよう、お願い申し上げます。
 また大雪の除雪でございますが、事故防止のため、1人では行わず、御家族や御近所の方に声を掛けて、十分に注意していただくようお願い申し上げます。
 政府としては、引き続き、関係方面とも緊密に連携して、人命第一の災害対応に万全を期してまいりたいと考えております。
 続きまして2点目です。本日、閣議前に開催されました犯罪対策閣僚会議において、「『世界一安全な日本』創造戦略2022」が決定され、続いて開催された閣議においても決定されました。
 この戦略は、社会が変化する中で、それに伴う様々な治安課題が生じているところ、今後5年間を視野に、各種課題に的確に対処することで、国民の治安に対する更なる信頼感を醸成し、「世界一安全な国、日本」を創り上げるために策定されたものです。
 総理からは、この戦略に基づき、総合的な犯罪対策を政府一体となって推進するよう御指示があったところであります。
 警察といたしましては、国民が安全で安心ということを実感できる「世界一安全な国、日本」の実現に向けて、各省庁等との連携の下で、この戦略に基づく総合的な取組を引き続き強力に推進してまいりたいと考えているところであります。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)雪の関係で伺います。今ほど国道8号、17号の車両の滞留について御説明がありました。今朝になって国道8号の方で車両が動き始めているという情報もありますけれども、現時点で政府として、この立ち往生について解消のめどは立っているんでしょうか。御見解をお願いします。
(答)具体的な解消のめどにつきましては、現地では、国直轄道路でございますので、北陸地方整備局、また新潟県が派遣要請を行っております自衛隊等と連携しながら、そのめどを立つべく今、懸命にこの滞留を解消すべく、頑張っていると聞いているところであります。
 できる限り、とにかくこういう状況を早く解消するように、現場においても、あるいは我々もできる限りの御支援をしてまいりたいと考えているところであります。
 一部修正させていただきます。本日中に柏崎は、全面通行止めを解除すべく、今、そういう目標でしているということでございますが、他のところは、まだそこまでいっていないというふうに聞いております。

(以上)