谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年11月15日

(令和4年11月15日(火) 14:19~14:24  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 まず、私から冒頭、領土問題担当大臣として御報告します。
 我が国の領土・主権に係る立場について、より効果的に国内啓発・対外発信を行うための方策を検討することを目的として、領土問題担当大臣の下に、「領土・主権をめぐる内外発信に関する有識者懇談会」を開催しており、令和元年には包括的かつ実践的な御提言を頂いております。
 現在、我が国の領土・主権をめぐる情勢は、ロシアのウクライナ侵攻、尖閣諸島周辺海域での中国海警船による力を背景とした一方的な現状変更の執拗な試み、韓国による竹島の不法占拠の継続など、情勢はますます厳しさを増しております。
 このような状況の下、来年1月に領土・主権展示館が拡張移転より3周年を迎えることもあり、改めて懇談会で御議論をいただき、これまでの政府の取組や現下の状況を踏まえて、領土・主権をめぐる内外発信に関する政府の取組への御意見を拝聴したいと考えております。
 初回の会合については、本日夕刻開催することとしており、私も出席の上、御挨拶をさせていただく予定であります。
 私からは、以上であります。

2.質疑応答

(問)今、御説明いただいた有識者懇談会ですけれども、令和元年5月から新たな懇談会を4回開催というのは、これはいつからいつまでだったのかというのが1点目で、もし今日までに間が空いているんだとしたら、どういった理由で間が空いていたのか、またなぜ新たに今回また開催に至ったのか、そこら辺を御説明いただけますでしょうか。
(答)令和元年5月から何回か開催し、7月に今お話ししたとおり、包括的かつ実践的な御提言を頂いております。3年前です。
 その後、やはり一番大きな変化は、領土・主権をめぐる周辺の状況が大きく変わったということかと思います。ロシアによる公然たるウクライナ侵攻と言いますか侵略、またその後の尖閣諸島周辺海域での中国の海警船による力を背景とした、我が国から見ればごり押し的な一方的な現状変更の執拗な試みなど、大きくその周辺の状況は変わっている。ですから、3年前に確かに頂いた。でも情勢がこのように変わったことも併せて、来年1月に領土・主権展示館が拡張移転より3周年を迎えることもあり、改めて有識者の方に御議論いただき、領土・主権をめぐる政府の取組への御意見をこういう情勢の変化を踏まえて頂ければと、そういう思いです。

(以上)