谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年11月1日

(令和4年11月1日(火) 9:42~9:48  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私から冒頭、「津波防災の日」・「世界津波の日」について申し上げます。
 11月5日は、江戸時代の「稲むらの火」の物語に由来する「津波防災の日」・「世界津波の日」となっています。
 内閣府では、11月5日に、「地域特性に応じた津波防災の推進」をテーマとして、「津波防災の日」スペシャルイベントを東京のメイン会場と北海道根室市及び和歌山県那智勝浦町のサブ会場をオンラインで結んで開催いたします。
 また、内閣府と地方公共団体が連携して、「津波防災の日」の前後の期間などに、「地震・津波防災訓練」を全国11カ所、北海道根室市から沖縄県那覇市まで実施することとしております。
 本日の閣僚懇談会では、私も着けておりますが、ピンバッジをお配りし、各大臣に対し、津波防災意識の普及啓発への御協力をお願いいたしました。
 また、もう一つ、児童虐待のも着けておりますが、同じ時期に厚生労働大臣の方もピンバッジの配布、それから児童虐待への協力依頼があったところであります。
 内閣府といたしましては、引き続き、津波防災意識の啓発、適切な避難行動の定着化に向けて、取組を推進してまいりたいと思います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)先週土曜日の韓国ソウルの雑踏事故でお尋ねします。現地の報道によりますと、今回の事故では、韓国の警察や行政当局の警備計画に不備があったとされ、雑踏警備の在り方に注目が集まっています。日本国内を見れば、平成13年の兵庫県明石市の花火大会の事故以降、重大な雑踏事故は起きておらず、昨夜のハロウィンも、今のところ深刻な事故は無かったようです。ただ、今月はワールドカップがございます。年末年始は大晦日のカウントダウンや初詣、さらに来年はラグビーのワールドカップ等もありまして、群衆が密集する事態が想定されます。国家公安委員長として今回の事故への御所感をお願いします。
(答)今回の韓国の事故、大変痛ましく、関係の皆様方に心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。その事故を受け、ハロウィンや今御指摘のあった年末のカウントダウン、来年の様々な大規模なイベントで、多数の人出が見込まれる行事に際しては、地元の自治体や行事の主催者等と連携しつつ雑踏整理や交通整理等を実施し、雑踏事故の防止を図るよう、警察庁から全国警察に指示したところであります。
 今御指摘のあった、10月29日から本日未明にかけて、渋谷等では、渋谷区等と連携して、渋谷駅前交差点の周辺において、雑踏整理や交通整理等を実施したところであり、大きな事故等はなかったものと承知しております。
 しかし、平成13年、私も兵庫でございますので、明石の花火大会の歩道橋の事故は、大変衝撃的でした。確か、11人の方が亡くなり、9人が子供で2人が高齢者ではなかったかと思います。
 今回の場合、ほとんど20代、30代の、いわば大人だと。それでも150人を超える方々がお亡くなりになったと。そういうことはやはり、警察としてしっかり受け止めながら、今後緊張感を持って、多数の人出が見込まれる行事における警備の徹底、あるいは雑踏事故の防止を図らねばならないと思っておりますし、そのように警察を指導してまいりたいと思います。

(以上)