谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年9月20日

(令和4年9月20日(火) 10:50~10:56  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私から冒頭3点申し上げます。
 まず1点目、台風第14号についてです。
 今回の台風により、今朝6時30分時点で、死者2名、災害との関連を調査中の死者2名、心肺停止者2名、行方不明者1名などの人的被害が報告されています。また、住家被害も報告されているところです。
 加えて、停電約14万戸や通信関係など、ライフラインの被害などが報告されており、関係機関が早急な復旧に向けて取り組んでいるところです。
 お亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げるとともに、被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 政府としては、先週17日土曜日に、総理からの指示を受け、災害が発生するおそれのある段階では初めてとなる特定災害対策本部を設置し、昨日までに2回の本部会議を開催したほか、18日・19日、総理も出席し、2回の関係閣僚会議を開催しております。
 このように政府一体となって、人命を第一に、避難支援等の事前対策や被害状況の把握、災害応急対策に全力を挙げているところでございまして、本日11時15分から、私を本部長とする第3回目の特定災害対策本部会議を開催いたします。
 台風は、本日9時に温帯低気圧に変わりましたが、東日本と北日本では、本日も大雨となるところがあります。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風、高波に警戒が必要です。高潮、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
 これまでに大雨となった西日本の地域では、雨の止んだ後も土砂災害に警戒が必要です。
 国民の皆様には、海岸や河川・用水路、土砂崩れのおそれのある斜面など、危険な場所には絶対に近づかず、少しでも危険を感じれば躊躇せずに避難するなど、引き続き、命を守る行動を取っていただくよう、強くお願いいたします。
 雨が弱まった地域においても、これまでの記録的な大雨により、河川の氾濫や土砂災害が発生するおそれがあります。避難情報や気象情報に留意し、避難を継続したり、再度避難するなど、警戒感を緩めないよう強くお願いいたします。
 続いて2点目であります。本日、総理官邸におきまして、閣議後、中央防災会議の専門調査会である防災対策実行会議の第18回会合を開催いたしました。
 会議では、「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法」関係で、1つは「地震防災対策推進地域」の指定、2つは「津波避難対策特別強化地域」の指定、3つには「地震防災対策推進基本計画」の変更について説明し、討議を行いました。
 これらの議題については、今後開催を予定している中央防災会議において決定することとなりますが、現時点では、調整中の内容を含むものでございますので、会議資料を含め、本日の会議内容については非公開とさせていただきます。
 続きまして3点目です。本日の閣議におきまして、小倉内閣府特命担当大臣から令和4年秋の全国交通安全運動の実施について発言がありました。
 これに関連し、私から、警察においては、各自治体や関係機関・団体と連携し、夕暮れ時の早めのライト点灯や反射材用品等の着用を促進するとともに、歩行者の安全確保のほか、飲酒運転の根絶や自転車の交通ルール遵守の徹底等を重点とした取組を推進していくことを発言いたしました。
 本運動においては、各種広報啓発活動や指導取締りを推進し、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を呼び掛けることとしております。
 私からは、以上でございます。

2.質疑応答

(問)なし
(答)なし

(以上)