谷内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年8月15日

(令和4年8月15日(月) 15:11~15:19  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 まず私の方から、災害について御報告させていただきます。
 8月3日からの大雨及び台風8号について申し上げます。
 先週金曜日も、関係省庁災害対策会議と令和4年台風8号に係る関係省庁災害警戒会議を合同で開催し、災害応急対策を進めながら、警戒に当たってきたところです。
 被害状況につきましては、本日7時30分時点で、人的被害としては、災害との関連を調査中ではありますが、死者2名、重傷者2名、行方不明者が2名、住家被害としては全壊が10棟、半壊が29棟、一部損壊36棟、床上浸水1,703棟、床下浸水3,401棟などの被害が報告されております。
 被災された関係全ての皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。
 引き続き、地元自治体や関係機関と緊密に連携し、迅速な被害状況の把握や災害応急対策、早期の復旧と被災者支援に全力を尽くしてまいります。
 台風8号は既に温帯低気圧に変わりましたが、北日本から西日本では、明後日にかけて日本海側を中心に大雨となるところがあります。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
 国民の皆様には、引き続き、最新の気象情報や地元自治体からの情報に注意をしていただき、早め早めの安全確保をお願いいたします。私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)国家公安委員長に新しいモビリティの社会実証についてお尋ねいたします。電動キックボードのような新しいモビリティについて、道交法も改正されましたが、国民の世代間とか、立場による認識の差が大きくて、なかなかスムーズに進みそうにありません。国土交通にも詳しい大臣は、新しいモビリティについて、どのような印象を持って、どうしたら社会に円滑に受け入れられるとお考えでしょうか。御所見をお願いいたします。
(答)電動キックボードなど新しい次世代モビリティ、自動運転も含んで、その実用化と言いますか、実現に向けてしっかり取り組むことは、国民の利便性を高めて、ひいては、我が国の今後の経済にも資するというふうに思っております。
 今、まだまだ国民の理解が、というお話がありましたが、必ずしもそうではないのではないかと思っています。例えば、私の選挙区の城(きの)崎(さき)温泉でも、電動キックボードについて、モデル的に取り組み、地域的な条件もあるでしょうが、なかなか評判が良いように聞いております。
 法的には、電動キックボードなどの新たなモビリティの交通ルールの整備とか、あるいは、限定地域における遠隔監視のみの無人自動運転移動サービスを念頭に置いた許可制度などにつきましては、本年4月に、それらを内容とする道交法の一部改正法が成立したところでありまして、まだ施行にはなってはおりませんが、しっかりと、その円滑な施行に向けた、いろんな関係方面、今、御指摘の国土交通省はもちろんでありますが、関係団体とも連携しながら、準備に万全を期すよう、警察を指導してまいりたいと思います。
 無人自動運転移動サービスというのは、今、御指摘がありましたように、国民の理解が十分に得ているかというと、まだまだこれからだという感じも持ってはおります。
(問)お願いなのですが、記者クラブ以外のメディアというのは警察庁に入ることができません。そのため、毎回なのですが、大臣の新旧交代の時に、何がお話になられているのかということを最初に聞くことができないので、その辺のところを何とか是正していただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
(答)ここはそんなにきつくないということですかね、8号館の方は。警察の方は、立場上と言いますか、職務の性質から、規制がある、制約があるということは、ある意味ではやむを得ないというふうに思っています。ただ、そういう御指摘を踏まえながら、適切な情報の発信のために、どういうふうにすれば良いのかということについて、広報担当の方とよく話すように、また、私の方からもお伝えしておきます。

(以上)