山際内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和4年10月18日

(令和4年10月18日(火) 8:39~8:45  於:衆議院本会議場議員食堂側)

1.発言要旨

(冒頭発言なし)

2.質疑応答

(問)昨日首相官邸のほうで、資産所得倍増分科会が開催されまして、年末に向けた資産所得倍増プランの議論が始まりました。この後どんな議論を展開されていこうとお考えか教えてください。
 また、資産所得倍増ということを十分に理解しておりませんので、いつ時点と比べて何を倍増したら倍増とするのか、またいつまでに達成するのかという、そういった数値目標みたいなことのお考えはありますでしょうか。お願いします。
(答)今おっしゃっていただいたように、昨日、新しい資本主義実現会議の下に、資産所得倍増分科会を設置いたしまして、私が分科会長となりまして、総理にもご出席をいただいた上で第1回会合を開催いたしました。
 年末の資産所得倍増プランの策定に向けて、どういう内容でという話がありましたので、一つはNISAの仕組み、抜本的な拡充、あるいは恒久化をまずは考えています。
 さらには、iDeCo制度の改革で、そういう制度面の改革に加えて、消費者に対して中立的で信頼できる助言をしてもらえるような助言者の制度の創設、こういったことも含めて、中間層を含む幅広い層の資産形成支援に関する事項について、具体的な検討を進めていくことになります。
 委員の意見などを参考にしながら、策定に向けて精力的に取り組んでいくということで、中身がまだ詰まっている話ではないものですから、年末に向けて議論を加速させる中で、今質問の中にあったようなことも、固まっていくのではないかと思います。
(問)昨日の予算委員会で、立憲民主党の大西議員や山井議員が、大臣と旧統一教会の関係についてお伺いしました。その関連で、追加での確認をお願いいたします。
 事務所のスタッフの方が信者ではないということをおっしゃいましたが、その方々、先生のお仕事を支えている方々は、関連団体、いわゆる世界平和連合ですとか平和教育会といった関連団体の会員でもないという理解でよろしいんでしょうか。そのあたりの事実関係をお願いいたします。
(答)これは度重なる、そのような全く事実に基づかない報道がなされてきたことによって、私の事務所スタッフ含め、人権が相当侵害されております。
 これはそもそも内心の自由に基づく話によるわけですけれども、当該宗教団体の信者でないばかりか、その関係団体の人間でもありませんし、またその関係団体との窓口になっていたという、根も葉もないこういう報道にも、私は強く抗議したいと思います。
 こういうことが繰り返されるというのは、本当に人権侵害ですから、やはりこういったことはもう少し慎重に、事実に基づいて報道、あるいは議論というものをしていただかなくてはいけない、こう思っております。
(問)総合経済対策についてお伺いします。
 先週総理が、都市ガスについても電気とのバランスを勘案して適切な措置を講ずると表明されましたが、都市ガスについて、激変緩和の点で、措置の必要性について大臣の見解をお願いいたします。
(答)これは私のところというよりは、経済産業省が中心になって、今どのようなものにしていくかということを具体的に議論されているものと承知しております。
 総理と、あるいは与党である公明党の代表との間のお話等もございますので、ガスに関しても、激変緩和措置というものを考えているというのは事実だと思いますが、中身について、今の段階でこのようなものだということが示されていることではありません。議論している最中だと思います。
(問)昨日、会計検査院から出された地方創生臨時交付金について、検査を受けたので、不適切な使用があったという結果が出たと思うんですが、これについてどのように受け止めをしたでしょうか。
(答)我々としては、物価高騰やあるいはコロナ対策等々も含めて、必要な支援策が必要な方々にきちんと届かなくてはいけないと、そういう思いを持って、政策を実行していただきたいと思っております。また、政府だけでは当然不可能な部分が、現場がありますから、そうしますと、一番現場のお一人お一人の国民に一番近いところにある地方自治体に様々な知恵と工夫を持ってやっていただかないといけないことになります。
 そういう中で、そういった検査院の報告等があるというのは大変残念ですし、そういうことがないように、しっかりと我々としてもやっていかないといけないなと思っております。
(問)ありがとうございます。すみません、追加でもう1点、恐縮なんですけれども。旧統一教会の関連で、昨日の国会の質疑の中にもあったと思うんですけれども、改めて大臣のご記憶の中にあるのは、2018年の記憶以外は、他は今のところ覚えていらっしゃらないということでいいでしょうか。
(答)はい。これは残念なんですけれども、私、20年政治活動をやっております。その中で、今関係団体の会合等々に出席したというのが幾つか挙がっておりますが、毎年、あるいは年に何度もというようなそういう頻度のものではないものですから、しかもきちんと様々な調査等々もしまして、主たる目的でその会合に出席したということではなくて、副次的に合わせて出席をしたというものが幾つかあります。そういうものも含めての話なので、私自身も今覚えている範囲の中に入っていないということです。
(問)明確にご記憶があるのは2018年に総裁とお会いになったという記憶ですか。
(答)会ったのではなくて、お見かけしたということですよね。別に、何かお話をしたというわけでもありませんし、横を通っていくときにこんにちはぐらい言ったのかもしれませんが、何か会って今みたいな話をしたというわけではなくて、同じ会場にいたのをお見かけしたということです。
(問)先ほどの追加で関連でお願いします。団体ではないということなんですけれども、現在、そういった会員ではないということは、大臣のお話で分かりましたが、過去にも、そういった旧統一教会の関連団体に所属していなかったという理解でよろしいでしょうか。
(答)そういう理解で結構です。

(以上)